その後、たまたまユリは同じマンションに住むご婦人から、ヒナタとモネが毎日スーパーにいるという目撃情報を耳にしたユリ。家計簿を確認すると、明らかに食費が上がっていることに気付いたのです。ユリはヒナタに家計簿の不透明なお金の行方を問いただすと、誤魔化されてしまったため、ユリはヒナタのスマホを見ることを決意。すると、モネから「ミルク缶」とだけ書かれたメッセージが届きました。
翌日、ヒナタがスーパーへ出かけるとき、こっそりと後をつけて行ったユリ。すると、2人が一緒にいる所を目撃したました。そこで、「2人はどういう関係なのか」と、問いただすのですが、モネから「パパ」という言葉が飛び出しました。
それを聞いて、モネの赤ちゃんの父親がヒナタなのではないかと考え始めたユリ。「いつから私たちを裏切ってたの?」そう言うと、ヒナタを拒絶し始めてしまったのでした。
夫が謝った所で、事実が変わることは一切なくて…
「ごめんっ。でも違うんだ……!!
俺はユリと鈴を愛してて……!!」
「どんな説明を聞いても、杏ちゃんの父親は
ヒナタってことは事実なんでしょ?」
「ごめん。今はヒナタの顔見たくない……」
「鈴と実家に帰る」
「待って、ユリ、鈴……」
ユリはそう言うと、ヒナタの言葉をスルーして
歩いて行ってしまいました。
「かわいそ~」
ヒナタが絶望感でいっぱいになっていると、
横からモネが口を出してきたのでした。
◇ ◇ ◇
モネの子どもの父親がヒナタであるという事実は変わらないことから、ユリの心はすっかり冷め切ってしまいました。ユリも今はヒナタと離れたほうがいいのかもしれませんね。妻への隠し事をし続けた結果、このような展開になってしまったので、ヒナタも深く反省したほうがいいと思いました。