その後、たまたまユリは同じマンションに住むご婦人から、ヒナタとモネが毎日スーパーにいるという目撃情報を耳にしたユリ。家計簿を確認すると、明らかに食費が上がっていることに気付いたのです。ユリはヒナタに家計簿の不透明なお金の行方を問いただすと、誤魔化されてしまいます。
そこで翌日、ヒナタがスーパーへ出かけるとき、こっそりと後をつけて行ったユリ。すると、2人が一緒にいる所を目撃したのです。2人はどういう関係なのかと、問いただすると、モネから「パパ」という言葉が飛び出しました。
それを聞いた瞬間、ユリの表情はどんどん険しくなっていきました。そして、「実家に帰る」と宣言すると、ヒナタに背を向けて歩き出して行って……!?
妻と娘が去っていく姿に手を伸ばす夫。しかし…
「待って、ユリ……鈴……」
しかし、ユリは振り返ることなく、
歩いて行ってしまいました。
「かわいそ~。そんな道のど真ん中で座り込んでると、
通報されちゃうよー」
「これで満足か?」
ヒナタがモネに尋ねると、即答で
「うん!大満足!!」という言葉が返ってきました。
「俺の大切な妻、子ども、幸せな生活……。
全部なくなったんだぞ」
怒りをあらわにするヒナタでしたが、
一方でモネは冷静でした。
「ん~まぁ、ユリと鈴ちゃんは
いなくなったかもしれないけど、
私とこの子はいるよ?」
悪びれる様子は一切なく、
そうヒナタに言葉を返したのでした。
◇ ◇ ◇
人の家庭を壊しておいて、あっけらかんとしていられるなんて、モネは一体どういう神経をしているのでしょうか……。もちろんヒナタも悪い部分はありますが、モネの表情や発言はなんだかヒナタをばかにしているようで、腹立たしく感じてしまいますね。