こんにちは、離乳食インストラクター中田馨です。そろそろ梅雨の時期。どんより雲で雨が続くなど、なんだかスッキリしない梅雨の時期ですが、気になることのひとつに食中毒があります。今日は離乳食の保存方法をおさらいしましょう!
食中毒とは?
食中毒とは、食べ物に菌やウイルスが入って起こる、腹痛、下痢、嘔吐などのことをいいます。私自身、食中毒になった経験はありませんが、家族が外食で食中毒になったことがあります。
大人でも入院してしまうこともある食中毒ですが、外食するときに起こるイメージがありませんか?厚生労働省の「過去の食中毒発生状況」によると、実は家庭内でも発生していることがわかります。
食中毒を防ぐポイント
厚生労働省が食中毒を予防する3原則として掲げているのが 「つけない 」「増やさない 」「やっつける」の3つ。具体的には下記のようなポイントがあげられます。
1. 新鮮な食材を購入する
2. 買ったら冷蔵庫で保存する
3. 調理する環境を清潔にする
4. 調理前に手洗いをする
5. 食材にはしっかり火を通す
6. 残った食材はきちんと保存する、など
離乳食の保存方法と保存期間
また、赤ちゃんは大人よりも内臓機能が未発達です。大人だったら腹痛ですむものが、赤ちゃんが食中毒にかかると重症化することも。そのため、離乳食は大人の料理以上に、ていねいに保存をすることが必要です。
1. 新鮮な食材を調理する
2. 一度スプーンを入れた食べ残しは破棄する
3. 鍋に残った食材は室内で放置しない
4. 保存容器は清潔なものを
5. 冷蔵保存は2日で使い切る
6. 冷凍保存は1週間で使い切る、など
食中毒は正しい知識を知ることで、防ぐことができます。赤ちゃんのためにも、ぜひ気を付けてくださいね。
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。
※参考:厚生労働省「過去の食中毒発生状況」〈 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html#j4-2 〉「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」〈 http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0903/h0331-1.html 〉