ある日、1歳8カ月の息子のおなかに、にきびのような芯のある湿疹がポツポツと出てきました。1週間程度で胸や太ももまで広がってきたので、慌てて病院を受診したところ、ある病気だということがわかりました。その湿疹の正体と、症状が出てから完治するまでの様子についてご紹介します。
初診ではわからなかった湿疹の正体
ある日突然、息子のおなかににきび状の湿疹ができましたが、元々肌が荒れやすい体質なので、普段塗っている保湿剤でケアをして様子を見ていました。ところがおなかを中心に胸や太ももまで湿疹が広がって心配に。かかりつけの小児科を受診したところ、「肌の状態が悪化して、湿疹が出ているのだろう」とのことでした。
ただ、処方された薬を1週間ほど塗ってもよくならず、再度受診したところ、「水いぼ」だと診断されたのです。
水いぼの治療は様子を見るだけ?!
私は水いぼという病気を初めて聞きましたが、子どもがよくかかる病気だそうです。プールなどで皮膚が触れて感染することが多いようですね。水いぼに効く薬はなく、基本的には悪化しないように様子を見ながら免疫ができて治るのを待つだけでした。
病院によっては、1つずつ潰して取るという治療方法もあるようですが、痛みを伴ううえに息子はおなかを中心に無数に広がっていたので、その方法は選びませんでした。
診断から2週間程度で完治
病院の先生から「はと麦茶」の成分がいいと聞いたので、普段飲んでいたお茶を麦茶からはと麦茶に替えました。また、手で引っ掻いて湿疹を広げることがないように、肌の露出の少ないロンパースタイプの長袖肌着を着せるようにしました。
治るまでどれぐらいかかるのか不安でしたが、だんだんと湿疹は少なくなり、最終的には病院で水いぼと診断されてから2週間程度で完治することができました。
私はこの病気を事前に知らなかったので、一気に全身に広がっていった湿疹を見たときは慌ててしまいました。私の体験が、水いぼという病気を知るきっかけになれば幸いです。
著者:西川ゆり
一児の母。妊娠・出産を機に退職し、現在は専業主婦。 自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。