休日に3歳と6歳のわが子を連れ、私が通った小学校へ行ってきました。過疎化が進む地域で、全校生徒数は20人いません。誰もいない校庭を眺めていると、小学校の職員が出てきました。そして私たちに「自由に校庭で遊んでいいよ」と声をかけてくれたんです。
子どもの遊び場が減った現代
私が通った小学校の校庭に足を踏み入れたのは、何十年ぶりでしょうか。何とも言えない懐かしい気持ちで溢れていました。雲ひとつない青空の下、わが子は広い校庭にむかって思いっきり駆け出しました。
その姿を見てふと思ったんです。こんな広い場所で遊ばせる機会がないことを。児童館や公園に出かけることはありますが、学校の校庭くらいの広さで思いっきり遊ばせる機会がないことに気付きました。
のびのびと遊ぶ子どもたち
敷地内には幼稚園もあり、幼児向けの遊具や砂場もありました。3歳の娘は目新しい遊具に夢中です。6歳の息子は、使う機会がなかったサッカーボールをゴールに向かって思いっきり蹴っています。なんて贅沢な時間でしょう。
私が子どものころは、校庭で遊ぶのが当たり前でした。今はどうでしょうか。地域によりますが、学校の校庭を開放しているところは少ないのではと思います。
開放してほしい!学校の校庭
地域コミュニティー推進のため、子どもから高齢者まで学校施設を開放しているところもあるようです。大人にとっても、気軽に身体を動かせる機会を持てることは、とてもありがたいことですよね。
また、私が住む地域では、子育て支援の一環として、幼稚園の園庭開放日があります。ただ時間や日にちが限られているため、毎回行くのは難しいと感じています。休日に誰も使用していない校庭を開放してほしいと感じています。
田舎の校庭はとにかく広い!わが子とかけっこをしたり、童心に返って楽しみました。てんとう虫やちょうちょなど、田舎ならではのお友だちもたくさん寄ってきてくれる。いつもと違った休日になり、わが子も大満足だったようです。(TEXT:ママライター田中由惟)