口も聞いてくれない夫のもとを何度も訪ねていたリカさん。家族みんなで暮らしたいと願うサラちゃんのため、「わがままなのはわかっているけど、私と暮らして!」と、人混みの中で夫に土下座しました。
子どもを思うリカさんの行動に、「誰かと魂入れ替わったんか?」と思わず苦笑いしてしまう夫。そして、「わかったよ。サラのために」と一緒に暮らすことを了承してくれました。しかしすぐさま、「ひとつだけ条件がある」と切り出し……。
夫からの「条件」に困惑する妻
※訂正:(誤)気に回る→(正)気が回る
「条件?」
不安げに夫に尋ねるリカさん。夫は、「一緒に暮らすためには、絶対なんだけど……」と切り出します。
「俺……来月から海外勤務なんだわ」
突然の話に動揺するリカさん。
「嫌か? さっきまでは自分のことはどうでもいいとか言ってたよな?」
夫はリカさんを疑うような目で見つめます。
「ち……違うからっ! サラには今、すごく仲のいい友だちがいて……」
サラちゃんと仲のいい、つむぎちゃんとのことを考え、リカさんは海外で暮らすことにちゅうちょしていました。
サラちゃんの友だちのことまで考えているリカさんに、夫は驚きながらも、「まぁでも、そのへんは心配ないだろ。リカには言えてなかったけど、サラは知ってるから」と話しました。
「え……そうなの!?」
自分の知らないところで、サラちゃんは父親の海外出張の話を聞いていたのでした。
別居を解消できそうだったリカさんですが、夫の海外出張を知り、尻込み……。突然の転勤は国内でも驚いてしまいますが、海外となると、ついていくことを即答できない気持ちもわかります。環境が大きく変わることもあり、リカさんのように、子どもお友だちとの関係も心配になってしまいますよね。
期間や行き先なども関係すると思いますが、皆さんはもし、突然パートナーの海外転勤が決まった場合、一緒に行こうと思いますか?