その後、たまたまユリは同じマンションに住むご婦人から、ヒナタとモネが毎日スーパーにいるという目撃情報を耳にしたユリ。家計簿を確認すると、明らかに食費が上がっていることに気付いたため、ヒナタに問い詰めるのですがごまかされてしまいました。
そこで翌日、ヒナタがスーパーへ出かけるとき、こっそりと後をつけて行くと、2人が一緒にいる所を目撃したユリ。2人はどういう関係なのかと問いただすと、モネから「パパ」という言葉が飛び出しました。
それを聞いた瞬間、「実家に帰る」と宣言し、ユリはその場を去っていきました。その後、ヒナタの目の前に現れたモネに対して、「学生時代からの友人であるユリを傷つけて、心は痛まないのか?」と問いかけるのですが……?
「心は痛まないのか?」と夫が強く問いただすと?
「そりゃ私だって思う所はあるけど、
これでやっとフェアかなって」
「フェア……?」
「ユリがあんたに何かしたっていうのか?
そんなこと……」
「するわけがないって?ユリに限って」
ヒナタの言葉をさえぎったモネ。
「昔からみーんな同じこと言うなぁ」
「私とユリが違うことを言うと、
みんなユリの言うことを信じるの」
モネは学生時代のことを思い出しながら、
そう答えたのでした。
◇ ◇ ◇
学生時代からユリと仲が良かったモネ。いつも一緒にいると、距離が近いからこそ見えてくる部分も違ってくると思うのですが、モネはユリのそういった一面を知っていたのかもしれませんね。しかし、だからと言ってユリのことを傷つけていいわけではないはずです。モネの話はなんだか言い訳じみているような印象を受けてしまいました。