その後、たまたまユリは同じマンションに住むご婦人から、ヒナタとモネが毎日スーパーにいるという目撃情報を耳にしたユリ。家計簿を確認すると、明らかに食費が上がっていることに気付いたため、ヒナタに問い詰めるのですがごまかされてしまいました。
そこで翌日、ヒナタがスーパーへ出かけるとき、こっそりと後をつけて行くと、2人が一緒にいる所を目撃したユリ。2人はどういう関係なのかと問いただすと、モネから「パパ」という言葉が飛び出しました。
それを聞いた瞬間、「実家に帰る」と宣言し、ユリはその場を去っていきました。その後、目の前に現れたモネに対して、「学生時代からの友人であるユリを傷つけて、心は痛まないのか?」と問いかけるヒナタ。すると、モネは「昔からみんな同じことを言う」と学生時代の話を始めて……?
「昔からみんな同じことを言う」ため息交じりに話を続けて…
自分とユリが異なったことを言うと、
みんながユリのことを信じていたと話すモネ。
「そりゃ、そうか。
ユリのほうがいい子だもんね。
誰に対してもやさしくて明るくて」
ユリが他人の悪いところよりも、
良い所に目を向ける子だということを
モネ自身も十分に分かっていたのです。
ユリはモネのことをいつも気にかけてくれて、
一緒にいてくれたのでした。
そのことを話すと、ヒナタから
「なら、なんで……!」という言葉が返ってきました。
「ユリはさぁ、なんでも持ちすぎなんだよ」
モネは寂しそうにそう口にしたのでした。
◇ ◇ ◇
モネはきっとユリのことが羨ましかったのでしょう。恐らくユリへの嫉妬心から、今回の行動を取ってしまったのかもしれないなと思いました。「なんでも持ちすぎなんだよ」と最後に言っていましたが、モネにないものをユリは沢山持っていたのかもしれないですね。