その後、ヒナタとモネが一緒に毎日買い物に行っていて、買い物の料金をヒナタが支払っていたことを知ったユリ。そして、モネとヒナタの2人から裏切られていると思い込んだユリは、実家に帰ってしまいます。
ヒナタはモネになぜユリを傷つけたのか理由を尋ると、学生時代、"自分が過去に自分が好きになった人はみんなユリのことを好きになってしまっていた"というつらい経験を語り始めたモネ。
次第にユリへの嫉妬心が大きくなっていき、「信頼している自分が裏切ったと知ったとき、どういう顔をするのか見てみたくなった」と動機をすべて話しました。さらにモネは、同じサークルだったヒナタのことを「ずっと好きだった」と告白すると、ヒナタが酔いつぶれていたあの日の出来事を話し始めて……?
夫を担ぐと、2人きりに慣れる場所へと向かって…
酔っ払たヒナタが道端で寝ている所に遭遇すると、
担いでホテルへと向かったモネ。
このとき、これは絶好のチャンスだと思っていました。
(やっと私の番が来たと思った。
ユリはずっといい思いをしてるんだから、
ちょっとくらいいでしょ)
そう思いながら、モネが近づこうとすると、
ヒナタは「ユリ」とひと言。
最後までヒナタの揺らぐことのない姿に、
モネはただぼう然としてしまうのでした。
◇ ◇ ◇
「ちょっとくらいいでしょ」と思い、ヒナタとホテルで一晩を過ごすことにしたモネ。いくら友人の夫を好きだったからと言って、"ちょっとくらい"も何もないのでは?と思ってしまいましたが……。第三者からすると、モネは自分で自分を傷つけるような行動をしているように見えて、何だかかわいそうに思えてしまいました。