奇形…ですか?
※皮様嚢腫(ひようのうしゅ)とは:卵巣嚢腫の一種で、腫瘍の中に髪の毛や骨、歯などが含まれています。若年の女性に多く、良性である場合がほとんどです。
医師の話は続きます。
MRI検査の結果、右側の卵巣に嚢腫ができていることがわかりました。シオリさんが医師から告げられた「成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)」とは、皮様嚢腫(ひようのうしゅ)とも呼ばれる卵巣嚢腫の一種で、腫瘍の中にドロドロとした脂肪や毛髪、歯や骨などが溜まっているもの。良性であることがほとんどで、シオリさんの場合は、このときまだ急いで摘出が必要な大きさではなかったとのことです。そのため、一旦は経過観察をすることとなりました。
その後、シオリさんはギンジさんと結婚し、妊活を見据えて切除することを決意。マンガ中の医師も言っているように、直径が5〜6cmほどになると、卵巣が捻じれて激痛を伴う「茎捻転(けいねんてん)」のリスクが高まります。加えて、もし妊娠中の場合には、子宮が大きくなるにつれて茎捻転が起こると緊急手術になるということも。妊娠を希望する際には、医師とよく相談をしながら今後の方針を決めていくことが大切ですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
シオリさんのマンガはこのほかにもInstagramやブログにも掲載されています♪
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