消えたわが子
どうやらカートの安全ベルトは自力で外したようでした。慌ててすぐに子どもを追いかけましたが、商品棚が死角となってあっという間に見失ってしまいました……。「ちょっと目を離した隙に子どもが連れ去られた」という悲しい事件も耳にしたばかりだったので、血の気がサーッと引き、冷や汗が止まりませんでした。
必死になって探しても全く見つからず、迷子のアナウンスもかけてもらい、探し続けること15分……。
すると、スタッフの方に保護されているわが子を発見!!
そんな親の気も知らず、子どもはおしゃべりを楽しんでいたようですが、探している間は生きた心地がしませんでした……。大丈夫だと思っていることでも、危険がいっぱいなんだなと子どもを守るために気を抜いてはいけないと改めて実感させられる出来事でした。
イラスト/ぽん子
著者:佐藤はるか
1児の母。現在は事務職で経理業務をするかたわらで、ライターも行っている。