家も劣化しており、思い切って建て直すか売ってしまうか……。悩んでいると、夫がそこに家を建てようと言い始めたのです。
マイホームにかけた願い
実は夫のことで悩みがあった私……。結婚以来、子煩悩で家族優先だった夫は、子どもが大きくなるにつれてだんだんと自分の予定ばかりを優先するようになり、家ではスマホをいじってばかり。私の話もうわの空で、休日も家に居ないことも増えていました。
家を建てれば、元の夫に戻ってくれるかもしれないと、望みをかけてマイホームを建てる決心をしました。
最初は家を建てることに積極的だった夫でしたが、結局すべて私に丸投げ。手続きをすべてひとりでやるのは大変でしたが、子どもたちは広い家に大喜び! そんな顔を見ていたら、家を建てて良かったと思えました。
突然の同居宣言
引っ越しから数週間後、夫はとんでもないことを言い出しました。義母と義妹がこの家に引っ越してくるというのです。
そんな話は聞いておらず、私はビックリ。義母は、ずいぶん前に義父を亡くしてから、義妹と母娘2人で暮らしています。義妹は高校を中退してからは、いわゆるニート状態。義母も義父の遺産と貯金に頼って生きていて、今まで仕事をしたことがないのだとか……。
夫は親孝行のつもりでいますが、事前に何の相談もないまま引っ越して来られても困ります。そもそも同居は考えていなかったので、部屋が余っていません。それでも夫は、子どもたちの部屋をあてがえと言うのです。
自分の部屋を持てたことを喜んでいる子どもたちから部屋を取り上げるなんて、私にはできません。しかし夫は「嫁のくせに、夫の家族が来るのを拒むなんて間違っている」と言い張ります。
私の気持ちも知らずに、夫は言いたい放題。あまりの身勝手ぶりに、呆れてしまいました。家を建てることに積極的だったのは、義母と義妹を呼び寄せようという魂胆だったようです。
ストレスだらけの同居生活
私が返事を濁したままにしていると「実家の売却が決まったからもう同居は確定」「嫁だから文句は言うな」と、追い打ちをかける夫。私の意見に耳を傾けず、勝手に引っ越しを決めてしまいました。
子ども部屋を奪って、生活を始めた義母と義妹。もちろん家賃も払わず、家事は私任せ。お風呂の入り方が汚かったり、特大ボリュームでテレビを見たりと、私たちのストレスがたまっていきました。
しかし、引っ越しからしばらくして、思わぬことが起きたのです!
不思議な出来事
「昨日の夜中、私の部屋に入ってきたのは誰? 嫌がらせ??」と義母と義妹。もちろん誰も部屋に入っていませんが、義母が言うには誰かが部屋に来て、布団のまわりをぐるぐる回るので眠れなかったというのです。
そんな不思議な出来事が続き、勝手に窓を開けられたり、足をくすぐられたりし、眠れない日が続いていました。もちろん不思議な出来事が起きているのは義母と義妹だけで、私や子どもには何も起こりません。
それでもしぶとく生活を続ける義母たち。1カ月ほど経ったとき、寝ていた義母が飛び起きてきました。なんと、他界したはずの私の両親が部屋に来て「家から出て行かないと毎晩部屋に来てやる」と言ったそう。ふと仏壇に目をやると、遺影の写真がニヤリと笑ったように感じました。
睡眠不足と恐怖でぐったりした義母たちは、翌日家を出ていきました。ちなみに、今回の件で信用を失くした夫とも離婚したので、今は子どもたちと穏やかな日々を過ごしています。あれ以来、両親が出てくることはありません。私にも会いに来てほしいな……と思わずにいられませんが、ずっとどこかから見守ってくれているんだと感じさせられる、不思議な出来事でした。
両親との思い出が詰まった土地での生活が、つらく苦しいものになってしまうのは嫌ですよね。両親が見守ってくれる大切な場所で、これからの人生が幸せなものであるように願います。
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