尾持トモ
新たな問題
モラ介の母は、彼の近況を話したあと「キナコさんと別れたらモラ介は一生孤独になってしまう」と、復縁をもちかけてきました。「彼が孤独にってしまうかも」という思いが頭をよぎり、思わず涙があふれたのですが……。
やさしかった彼を思い出して心が揺れたものの、キナコの決意が変わることはなく復縁をキッパリ断ることができました。
「これで前に進める！」と思いきや、次にキナコの前に立ちはだかったのはキナコの母でした。母は過去に男性から暴力を振るわれたことがあり、その経験と比較して「物に当たるだけなんて（モラ介は）やさしい人だ」と言うのです。
「ヨリを戻してきなさい！」と泣き叫びキナコに迫る母。罵声を浴びせられるうちに、キナコは別れたことを後悔し「全部私のせいだ……」とまた自分を責めるようになってしまいました。
苦しみや悲しみを一番理解して寄り添ってほしい家族に、理解どころか否定されてしまったキナコ。「物に当たるだけならやさしい」ということはありませんし、キナコが傷ついたことは事実です。自分を責めないでほしいですね……。
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