小学4年生のイチくんは、朝ごはんを自分で用意するようなしっかり者。
充実した小学校生活を送っています。
しかしある日……。
机に入れていたはずなのに!
学校の机に入れっぱなしにしていたはずの、理科の教科書が見当たらない……!
隣の席のニコちゃんに見せてもらって事なきを得たものの、家に帰って教科書を探しても見つかりません。
なくしてしまったと絶望するイチくんですが、シングルマザーでパートを掛け持ちするほど忙しく働いてくれているお母さんには、教科書のことを言い出せずにいました。
小学生時代に忘れ物をしてしまって、とてもハラハラしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「先生に怒られるかな」「見つからなかったらどうしよう」など、いろいろと心配になってしまいますよね。しかも高学年になれば周囲のこともよく見えてきて、なかなか状況を言い出せないことも……。
こんなにもお母さんのことを思って責任を感じてしまう、心やさしいイチくん。
無事に教科書が見つかるといいですね。