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理想と現実の差。「2人目の壁」問題

結婚したとき、子どもを出産したとき、いろいろなタイミングで、子どもは何人作ろうと夫婦で話し合うことがあるのでないかと思います。みなさんの理想では、何人のお子さんを授かりたいですか?今回は、理想の子どもの人数と現実についてふれてみたいと思います。

 

結婚したとき、子どもを出産したとき、いろいろなタイミングで、子どもは何人作ろうと夫婦で話し合うことがあるのでないかと思います。みなさんの理想では、何人のお子さんを授かりたいですか?今回は、理想の子どもの人数と現実についてふれてみたいと思います。

 

持ちたい理想の子どもの合計人数 

一般財団法人1 more Baby応援団が昨年、日本から少子化問題をなくしたいという想いのもと、4回目となる「夫婦の出産意識調査2016」を実施しています。

 

この調査で、実際の出産予定とは別に、「持ちたい理想の子どもの合計人数」を質問したところ、結果は全体(以下、最大のN数は2958名)のうち、48.7%の方が「2人」、29.3%の方が「3人」と回答し、「2人以上を理想としている」人は81.1%であることがわかりました。
 

2人目の壁の存在

そして、1more Baby応援団では、「2人目の壁」を「生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以後の出産をためらうこと」と定義しました。

 

そこで、「2人目の壁は存在すると思うか」と、夫婦の出産意識調査の対象者に尋ねたところ、「2人目の壁」について「存在すると思う」と答えた人は全体の73.5%となり、「理想の子どもの人数」の意向とは相反する結果となりました。

 

2人目の壁とは何か?

「2人目の壁」の具体的な理由として、「経済的な理由」がフルタイムママ・パートタイムママ・専業主婦ママともに、1位となりました。

 

就業状況別でみると、フルタイムママ・パートタイムママともに2位は、「仕事上の理由」。「仕事上の理由」の内訳は、1位が「育休、時短勤務など制度が不十分」(52.6%)、2位「仕事が忙しく、両立する余裕がない」(39.5%)、3位「周囲の目が気になり出産・育児休暇を取得し難い」(31.0%)という結果でした。

 

一方、専業主婦ママは「第一子の子育てで手一杯」(44.3%)に続き、「年齢的な理由」(43.6%)、「心理的な理由」(40.2%)と、複数の理由を抱えている様子が伺えます。
 


わが家でも、もうひとり授かりたいと思いながらも、仕事との関係などを考えると、なかなか踏み出せずにいます。国や自治体も協力し合い、2人目の壁を乗り越える打開策が少しずつでも進めば、少子化STOPへの第一歩になるのかもしれません。(TEXT:東 裕子)

 

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