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「カッコいい~♡」…え?彼との電話越しに聞こえてくる女性の声。不安で胸がザワついて

当時、保育関係の職場で働いていて、男性との関わりや出会いがほとんどなかった私。周りの友人たちの結婚ラッシュや両親からの圧力もあり、「運命の相手と出会いたい!」とマッチングサービスに登録。そこで出会い付き合うことになった彼は……あまりにモテすぎる人でした。

「カッコいい~♡」…え?彼との電話越しに聞こえてくる女性の声。不安で胸がザワついて

 

マッチングサービスを使っての出会い

結婚相手を見つけるために私はまず、友だちの経験談をもとにマッチングサービスを使うことにしてみました。しかしメッセージのやりとりを進めていくうちに違和感を覚える人も多く、次第にサービスを介した出会いに怖いイメージを抱くように。

 

出会いに少し諦めかけていた私でした……が、ちょうどそのタイミングで今の夫に出会ったのです。転職を視野に入れて海外でのワーホリを考えていた私。「英語の勉強にいいかも」と軽い気持ちで外国人の彼に話しかけたのがきっかけでした。

 

のちの夫となる彼との会話は他の方とは違い、メッセージからあたたかい人柄を感じることができました。他愛もない会話を毎日するうちに気づいたら3カ月も経っていて、ようやく実際に会ってみることに。

 

好きだからこそくる不安

アプリで出会った人と実際にお会いするのは初めてで不安もあったのですが、彼とやりとりを始めて3カ月経ったころには「彼に会ってみたい」という気持ちのほうが上回っていました。

 

実際に会ってみると彼はとてもやさしく、話もおもしろくて誠実で……。見た目がモデルのようで、私には大変もったいないくらい素敵な方でした。お互いがすぐに惹かれ合い、自然とお付き合いがスタートすることとなりました。

 

そんな喜びも束の間、個人事業主の彼はキッチンカーを使った販売スタッフをしていて、空いた時間によく電話をかけてきてくれたのですが、テレビ電話越しにたびたび「カッコいい」という女性客の声が聞こえてきて……。正直、不安でいっぱいの毎日でした。

 

交際3カ月で同棲がスタート

昼から夜まで毎日勤務していた彼。この時期は他の従業員がなかなか見つからず、キッチンカーを勝手に閉めることができないため、デート場所はほぼ彼の勤務先でした。

 

恋人らしいデートはなかなかできませんでしたが、そんな状況でも私は彼のことを信じ続け、仕事に一生懸命な彼を支えてきました。彼はワガママひとつ言わない私に驚いたようで「君のことをもっと深く知りたい」と言ってくれ、同棲をすることに。

 

同棲を始めると、言葉や宗教、食の違いなど、たくさんの壁にぶつかり、悩む日々もありましたが、そのたびにしっかり話し合いを重ねるなど、お互いに支え合いながら乗り越えてきました。

 

そんな彼とだからこそ、次第に私は「この人と生涯を共にしたい」と思うように。そんなとき、記念日のデートで乗った観覧車の中で、彼は突然これまでの私との思い出を語りはじめ、ウルウルした瞳で立膝をつき、私にプロポーズしてくれたのです!

 

もちろん、私の答えは「Yes」! 今では毎日がとても幸せです。

 

 

「絶対に好きな人を見つけて結婚する!」と意気込んで登録したものの、アプリでの出会いに自信をなくしていたときに出会った彼。女性にとてもモテるので交際を始めたばかりのころは不安でしたし、同棲を始めたあとには育った環境の違いをはじめ、言葉の壁や食の好みの違い、宗教の壁など、いろいろな問題にぶつかりました。

 

そんな中でも私は最後まで彼を信じ続け、お互いに相手を思い合って行動したことで、どんな問題も乗り越えることができました。私の人生を180度変えて成長させてくれた彼。歳をとっても仲よく2人で手を取り合って、お互いが成長し合える夫婦でいたいです。

 

著者/一ノ瀬かりん

イラスト/アゲちゃん

 

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