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「40代がこんなにつらいなんて」突然のめまいに頭痛、イライラまで→不調の原因はまさかのことだった

40代になるのをとても楽しみにしていた私。30代で3人目を産み終わり、手がかかった末っ子も幼稚園に入ろうとしていました。やっと自分の時間ができる!と張り切って仕事を探し、無事に再就職。絵に描いたように順調な社会復帰だと思っていました。めまいに襲われたあの日までは……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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突然のめまいで布団から起き上がれない

40歳を迎え、家事と育児、仕事の両立で忙しく過ごしていたある日。朝から肩凝りがひどく、寝ちがえたのかと思うくらい首が痛かったのを覚えています。

 

なんとか仕事をこなし、帰宅してからの嵐のような家事と育児に疲れ果て、子どもたちと早々と寝落ちしてしまいました。

 

気が付いたときは朝の7時! 焦って起きようとすると、突然目の前が真っ暗になり、部屋中がグルグルと地震のように揺れているような感覚。立っていることができず、その場にしゃがみこんでしまいました。心配する子どもたちの顔も、おぼろげにしか見えません。

 

突然のことに何がなんだかわからず、ただ布団に倒れ込むしかありませんでした。子どもたちの送迎や見送りを夫に任せ、仕方なく仕事を休ませてもらうことに。その日は情けなくて涙が出てきました。

 

ショック…めまいの原因はまさかの

イライラしている女性のイメージ

 

ここからが苦難の始まりでした。毎日のようにめまい、肩凝り、頭痛などの症状が表れるようになったのです。イライラもしやすくなり、家族に当たってしまうことも……。

 

急に将来やお金のことが不安でたまらなくなり、まるで何かにとりつかれているような感覚でした。毎日がとても苦しく、元気だったころの自分とのギャップに落ち込みました。

 

そのうち、症状がない元気な日は月に数日しかないとわかってきました。不調の日が多いと、旅行や家族とのイベントも楽しむことができません。悩む日々の中、念のため受診した婦人科で告げられたのは、「年齢的にも不調になりやすい時期で更年期への準備期間だろう」というショッキングな言葉でした。

 

めまいは視力の問題もあるという指摘を受け、眼科に行ったところ初期の老眼とのこと……。衝撃的な診断の連続に、「私の人生なんだったんだろう」と絶望感でいっぱいになりました。

 

 

カウンセリングで心が穏やかに

手にハートが乗っているイメージ

 

そんな私を救ってくれたのはカウンセリングでした。婦人科の医師がクリニック併設のカウンセリングルームを紹介してくれたのです。「このつらさを抜け出すためなら何でもしたい!」とわらにもすがる思いで予約しました。

 

緊張の初回。臨床心理士の資格を持つベテランの公認心理師さんによる1時間のカウンセリングを受けました。症状のつらさ、仕事や家事を十分にこなせない焦り、家族にも迷惑をかけてしまっている罪悪感など、心理師さんの前では不思議と次から次に感情が湧き上がってきました。それと同時に、自分の心がふわっとラクになるのがわかりました。

 

心理師さんがかけてくれたこんなアドバイスが心に残っています。

 

「あなたは十分頑張っていますよ」

 

自分の年齢を呪い、自分を責めるばかりだった私はこの言葉に救われました。

 

毎日の体調を記録する「体調カレンダー」というものも教わりました。体調カレンダーというのは、好きなカレンダーを使って自分の体調や心の状態を記録しておくメモのようなものです。体調や気持ちの変化がわかりやすくなって、医師や家族への説明に役立っています。私の場合は、月経前後や排卵日周辺に体調が悪化することに気付くきっかけになりました。

 

カウンセリングが終わるころには気持ちが前向きになっていくのを感じました。

 

まとめ

30代のころ、40代がこんなにもつらい時期だとは思ってもいませんでした。40代の不調を経験したことで考えが180度変わったと思います。体力も視力も精神力もいずれ落ちていくもの。それに対抗するのではなく、受け入れていくことが大事なのだと学びました。

 

現在はかかりつけの内科の医師に処方してもらった漢方を飲み、症状は以前より落ち着いてきています。カウンセリングはあれから行っていませんが、心理師さんが教えてくれた「体調カレンダー」は心のよりどころです。どんな症状がいつごろ出るのかを予測でき、「そろそろひどい肩凝りが来るぞ!」と心構えができます。更年期本番に向けて少しでも前向きに過ごしていきたいです。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


著者:星野ようこ

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