私の息子は現在6歳。乳歯から永久歯へ生え変わっている時期です。歯列の幅がせまいことから、歯並びが悪い点が気になっています。あごの発達は歯並びに影響を与えると感じています。今回は、幼少期から「よく噛む」習慣をつけるために心がけたい点をまとめました。
「歯列の幅がせまい」息子の歯並びが心配
息子は、乳歯から永久歯へ生え変わる時期に突入しています。そこで気になっているのが「歯並びの悪さ」です。歯列の幅がせまいことからきれいに歯が生えていません。歯列の幅がせまい原因のひとつに「生活習慣」が挙げられるのではないでしょうか。
よく噛まない習慣が、知らずのうちにあごの発達を妨げてしまうことも。思い起こせばカレーやパンなど、やわらかい食べものばかりを与えていたように思います。「よく噛む」習慣をつける大切さを痛感しました。
昔に比べて噛む回数が減った現代
歯科医から聞いた話ですが、戦前の人たちと比べて、現代は噛む回数が約半分に減っているそうです。戦前の食事は根菜類やいも類、乾物など、よく噛まなければ消化できない食べものだったといいます。
それが現代では、あまり噛まなくても食べられる食品があふれています。噛む回数が少ないことで、あごがじゅうぶんに発達せず、将来の歯並びにも影響を与えてしまう。幼少期から噛む習慣をつける重要性を感じました。
意識したい、あごを育てる食べ物
あごの成長に必要なのは、「噛む回数」です。食事の際に自然とよく噛む食べものを与えることが大切でした。歯科医からすすめられたのは、にんじんやごぼうなどの根菜類やお肉、にぼしなどです。
月齢によって与える食べ物ややわらかさは異なりますが、噛む回数を増やす食品を意識することがポイント。まず、わが家ではおやつに「にぼし」を与えるようにしました。甘めに味付けされたにぼしで、おいしく食べられています。
子どもの成長に応じて、よく噛まないと食べられないものを与える必要性を感じています。よく噛む習慣をつけることは、歯並びのほか、虫歯や食べ過ぎ予防にもなります。おやつに果物を出すなど、手軽に行えることから始めてみませんか?(TEXT:ママライター田中由惟)