本棚を寝室の扉前に移動させると、今度は浮気相手の女性の正体を突き止めようと動き出したユウナ。ふと机を見ると、彼女のスマートフォンが目に入ってきました。手に取って見ると、待ち受けには結婚式の写真が設定されていたのです。
その後、浮気女性のスマートフォンに彼女の夫から着信が!ユウナは電話に出て事情を話すと、「今からそちらに向かいます」と言ってきました。しばらく経って浮気相手の夫が到着すると、一緒に浮気現場に乗り込むことに。
すると、そこには裸の夫と浮気女がいたのです。ユウナが怒りのあまり夫の頬を平手打ちすると、夫は言い訳ばかりを言ってきました。「許してほしい」と迫りくる夫にユウナが困惑していると、隣にの部屋にいた浮気女が物凄い剣幕で怒り出し、近くに合った花瓶を割り始めました。
夫との思い出が詰まった花瓶が割られてしまったことで、"もう元には戻れない"と確信したユウナ。気付くと走り出していて、いつの間にか実家の前に到着していたのでした。
両親に泣きながら事情を話すと…
「あら、ユウナ……?」
「お母さん……」
母親を見た瞬間、いろんな感情が溢れ出し、
泣き出してしまったユウナ。
両親にすべてを話すと、
2人ともユウナの話に驚愕していました。
怒りをあらわにする父親に対して、
「気が済むまでうちにいなさい」と
やさしい言葉をかけてくれた母親。
その数日後、ユウナの実家に浮気女の夫から、
電話がかかってきました。
「ユウナ。奥村ケントって人から電話来てるけど、
どうする?」
「え……」
一瞬戸惑ったユウナですが、
ひとまず会ってみることに……。
「朝田さん、どうもご無沙汰してます」
(サレた側同士だけど、気は許せない。
どういうつもりで呼び出したの?)
どうして自分が呼び出されたのか分からなかったユウナは、
不安な表情で彼を見つめたのでした。
浮気をされた事実を伝えると、驚愕してしまった両親。お父さんは大事な娘が傷つけられて怒りをあらわにしていましたが、その一方でお母さんは「気が済むまでうちにいなさい」とユウナの気持ちを察し、温かい言葉をかけてくれていました。深く傷ついていたユウナでしたが、やさしくて偉大な両親の存在に救われたのではないでしょうか。