ショックを受けたユウナでしたが、とっさに近くに合った本棚で2人を閉じ込めることを思いつきます。本棚を寝室の扉前に移動させると、今度は浮気相手の女性の正体を突き止めようと動き出しました。
ふと机を見ると、彼女のスマートフォンが目に入ったユウナ。手に取って見ると、待ち受けには結婚式の写真が設定されていたのです。その後、浮気女性のスマートフォンに彼女の夫から着信が!ユウナは電話に出て事情を話すと、「今からそちらに向かいます」と言ってきました。
しばらく経って浮気相手の夫が到着すると、一緒に浮気現場に乗り込むことに。すると、そこには裸の夫と浮気女がいたのです。ユウナは怒りのあまり夫の頬を平手打ちすると、トイレへ駆け込みました。そして嘔吐していると、何やら言い争う声が聞こえてきて……!?
言い争う2人に妻が割って入ると…
「ケントさん!
タケルと2人で話をさせてください」
ユウナの言葉に浮気女の夫は引き下がりました。
「なんでこんなことしたの?
あの女のこと本気なの?」
「違うんだ!あっちから誘ってきて仕方なく……。
リホとは体だけだったんだ!」
(そんな言葉が聞きたいんじゃない)
ユウナがそう思っていると、
隣から激しく怒る浮気女の声が聞こえてきました。
「何もかもあんたのせいよ!」
そう言うと、浮気女は台所にあった花瓶を
床に叩きつけたのです。
「落ち着いてリホ!ちゃんと話そう!」
「うるさい!離して!」
その光景を見ていたユウナは、
"もう元には戻れない"と確信しました。
そして、”この場を逃げ出したい”という衝動から、
いつの間にか走り出し、
気付けば実家に到着していたのでした。
夫との思い出が詰まった花瓶を割られてしまったことで、ユウナの気持ちは限界を超えてしまいました。確かに浮気現場を目撃してしまった以上、以前のような関係には簡単には戻れないというのが正直な所なのではないでしょうか。今後のことは実家で落ち着きを取り戻しながら、冷静に考えほしいです。