10代で突然の十二指腸潰瘍
10代のときに十二指腸潰瘍になった経験があります。水を飲んだだけで激痛が走り動けなくなるほどの症状で、これはいくらなんでもおかしいと思い病院に行くと、十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)と診断されました。10代での発症はとても珍しいそうです。
原因は、過度のストレスと睡眠不足。痛みで起き上がることもできなかったので、学校はしばらく休むことになりました。薬で痛みは落ち着いたのですが、結局5年以上薬を飲み続けることになり、その後は痛みが出たときのみ頓服という形になったので完治したと自分で判断しました。
まさかただのストレスによる胃腸の痛みがここまで長引き、持病のようになるとは思っていなかったので、少しの痛みでも放置するのは本当によくないと、このときに学びました。
30代になってまさかの再発
30代になり、なぜかまた胃腸が痛くなることが増えてきました。しかも、毎回うずくまるほどの痛さが発作的に起こり、夜も眠れなかったり、日中に痛みが発症すると冷や汗をかいて歩けなくなったりということが続きました。
「この痛みはもしや」と思い病院に行くと、やはり十二指腸潰瘍の再発でした。しかも思ったより重症。そのころは毎日元気に過ごしていたのですが、海外と日本を行き来する生活で、自分が思っていたより疲れがたまっていたことと、不規則な生活が原因だそうです。
生活習慣が胃腸の負担に
特に不規則な生活に加えて、気が向いたときに好きなものだけを少し食べるという適当な食生活をしていたことが胃腸の負担になっていました。また、小さいことも考え過ぎるネガティブな性格が関係していると言われ、定期的にカウンセリングにも通うことになりました。正直、「まさか自分が……」といった思いでした。30代になってまた潰瘍になるとは思ってもいませんでした。
日々そこまでストレスは感じていなかったのですが、やはり生活習慣によって胃腸そのものが弱ってしまっていたようです。また、一度潰瘍になった人は再発しやすいということも初めて知りました。
まとめ
ストレスを自分では感じていなくても、体は素直で病気となって現れることもあることを知りました。過去の病気が10年過ぎてから再発するとは思っていなかった油断もありました。医師から30代は胃腸の病気が出やすいとも言われたので、今後は今まで以上に自分の体調に気をつかい、規則正しい生活を送りたいと思います。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
文/ゆき
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