気づいたのが遅かった…
その日は仕事が休みだった私。電車で片道1時間半かかる少し遠い街に友人と遊びにきていました。久しぶりに会う友人の前ではおしゃれな私でいたいと思い、その日の服装はTシャツに腰までの長さがある茶色のロングカーディガン、柄のないシンプルな水色のスカートをはいていました。
1日友人と楽しんだあと「最後に居酒屋で食事をしてから解散しよう」ということになり、私たちは個室居酒屋へ。そこで席に座ろうとした際に、私は自分のスカートに経血がついていることに気づいたのです。
な…ない!
ここで私は生理がきてしまっていたことに気づきました。生理予定日はまだ先だったため、突然の事態に慌ててしまった私。ひとまず飲み物だけ注文し、急いでトイレへ。下着についていた経血はトイレットペーパーでできる限り拭き取りました。
そして、ナプキンをつけようとかばんの中を見ると……いつもなら常時かばんに入れているはずの生理用ポーチが見当たりません。このときに限って、ナプキンを入れた生理用ポーチをかばんに入れ忘れてしまっていたのです。
とりあえず、下着にトイレットペーパーを重ねて応急処置。しかし、スカートについた経血汚れは完全に落とし切ることができませんでした。幸い、ロングカーディガンでおしりを隠すことができたため汚れは見えなかったと思いますが、経血漏れの不安があり、友人との食事中も何度もトイレに行ってはトイレットペーパーを替えて……。私の事情を知らない友人からは、「トイレの頻度高いね」と笑われてしまいました。
後味の悪い1日に…
その後、友人と解散してからすぐにコンビニに行き、ナプキンを購入。近くのトイレでナプキンをつけることができました。しかし、ここから1時間半、ずっと電車に座りっぱなしなのも不安で……。結局、帰りの電車では1時間半、ずっと立ちっぱなしで最寄りの駅まで帰ることに……。
帰りの電車の中で、「友人はスカートについた経血に気づいてなかったか」「今乗っている電車内に生理のにおいがしてしまっていないか」と気になって、楽しかった1日のはずが、すごく後味の悪い1日になってしまいました。
後日、スカートについていた経血に気づいていなかったか友人に確認したところ、「ロングカーディガンでうまく隠れていて気づいていなかった」と言われ、バレていなかったと安心したのを覚えています。
この日から、もう後味の悪い1日は過ごしたくないと思い、出かける前には必ずかばんの中に生理用ポーチが入っているかを確認するように。また、バタバタしないように準備は前日のうちに終わらせるようにしています。
著者/須藤芽夢
イラスト/内海涼流
監修/助産師 松田玲子
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