ナプキンをしまう場所
私に初潮がきたのは、小学6年生のときでした。初めて買ってもらった生理用ショーツは、内側の前部分にポケットがついたもの。母が「ここにナプキンを入れるんだよ」と教えてくれました。
「確かにここにナプキンを入れたら絶対人にはバレないし、すぐに取り出せて便利!」と思った私は、さっそくそれを実践しました。
ところが、内側にポケットがついているのはそのショーツだけでした。他のショーツにはポケットがなく、ナプキンはショーツのポケットに入れるものだと思っていた私は、「そうだ、もう直接入れちゃおう!」とショーツの中にナプキンを直接入れることにしたのです。
こうして、『生理中は下着の中にナプキンを隠して持ち歩くスタイル』が定着していきました。
新たな悩みが…
誰にも見つからずに生理用ナプキンを持ち歩くことに成功した私。しかし、『大量のナプキンを詰め込むほどのスペースがない』ということに悩んでしまいました。
生理2日目に経血量が多い私は、日中だけでも4〜5回はナプキンを取り換える必要があります。その分のナプキンを下着の中に入れておくと、当然前側部分はパンパンに……。不自然に膨らんでいたり、動きにくかったりで、このときばかりは困ってしまいました。
また、当時のナプキンは外装がビニールでできていたため、チクチクとした感触が悩みの種に。蒸れてかゆくなったり、かぶれて肌が赤くなったりしました。
高校生になると
高校生になった私は、生理用ナプキンの新たな隠し場所を見つけます。それは制服の下にはいていたハーフパンツのポケットの中。
「ここなら肌がかゆくもならないし、たくさん詰め込んでも動きやすい!」と、我ながらいい場所を見つけたと思いました。
ほとんどの人はポーチを持ってトイレにいくのが自然なことだったと思いますが、なぜか私は頑なに「生理用ナプキンを人に見られてはいけない」という姿勢を崩せずにいたのです。
今は、女性が多い職場に勤めているため、生理になっても必要以上に隠したり、恥ずかしがったりすることはなくなりました。とはいえ、やっぱり生理中は少し気弱になったり、自信をなくしてしまいがち。そんな自分を励ましながら、生理とうまく付き合っていけたらいいなと思っています。
著者/石原優子
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子
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