こんにちは、日本コミュニケーション育児協会の珠里です。夏の始まりを感じる季節がやってきましたね。暑い日が続き、クーラーなども使い始めるこの時期は、体調管理が難しく、風邪を引きやすい時期でもあります。
それは子どもも同じで「いつもより機嫌が悪いな……」と気にしていたらお昼寝から目覚めたときに熱が出ていた、肌に発疹が出た、なんていうことも。今回は、夏に子どもがかかりやすい夏風邪と緊急時の相談先についてお伝えいたしますね。
生活リズムを整えウイルスに負けない体つくりを
夏風邪は小さな子にとって登竜門ではありますが、子どもが体調を崩してつらそうにしている姿を見るのはママとしてもつらいこと。できることなら、夏風邪にかからないようにしたいですよね。
クーラーの利かせすぎには注意し、汗をかいたらこまめに拭いたり、着替えさせてあげて、体を冷やさないように注意しましょう。また、生活リズムを整え、睡眠・食事などで免疫力を高めておくこともひとつの予防になります。暑くて疲れやすい夏だからこそ、意識してふだんからウイルスに負けない体つくりをすることをおすすめします。
子どもが急に熱を出してしまったら
子どもはもともと平熱が高いこともあり、微熱があっても日中は元気に遊んでいて、夕方からグズグズと言い出し、熱が出ていることに気が付く……ということがよくあります。
たとえば、熱性けいれんや激しい嘔吐、意識障害などが見られた場合はすぐに受診をおすすめしますが、そのような症状がない場合はあわてず、わきの下などを適度に冷やし、水分補給を心がけながら様子を見守り、翌朝に受診するといいでしょう。小さな子どもにとって、体調が悪いときの外出はとても体力を使うので、余計に熱が上がってしまい、逆に悪化させてしまうこともあります。
それでも不安だったり、心配な場合は、緊急時に相談できる窓口に相談したり、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
夜間に相談できる窓口で不安や心配を解消しよう
夜間の緊急時の相談先として、小児救急電話相談事業所や夜間に相談できる窓口があります。相談する際は「住んでる地域・性別・年齢・症状(熱の上がり方、けいれんや嘔吐、意識障害のあるなし、その他、食欲、発疹の有無、便の柔らかさなど)」などを聞かれるので、電話をする前にメモなどをして、整理しておくとスムーズに答えることができます。
小児救急電話相談事業所とは、おもに夜間に連絡がとれるようになっているサービスで、「#8000」に電話するとお住まいの地域の事業所につながり、小児科医や看護師が相談にのってくれます。地域によって事業時間が異なりますので、ホームページで確認しておきましょう。
また、夜間に相談できる窓口については、各自治体や保健センターなどで確認しておくことをおすすめします。
日本コミュニケーション育児協会(JCCRA)理事、トイレトレーニングアドバイザー®養成トレーナー、「子育てをもっとハッピーに!」をモットーに5人の子育ての経験を活かして、トイレトレーニングアドバイザー®として活動。その他「子どもの心と体に触れるコミュニケーション子育て」を発信しています。