向かった先はタワーマンション
当日は子どもを夫に預け、私だけで、一人息子を連れたママ友の車に乗りました。到着したのは、地元では有名なタワーマンション。てっきり飲食店へ行くと思っていた私はびっくり。
驚く私を見て、ママ友は「びっくりだよね。でも、ここでお得にごはんが食べられるんだよ」と言いました。マンションの中には貸し切りにできるイベント会場があり、入り口で千円払い、中へ入ることに。
謎のパーティーが開催されている!?
イベント会場の中は薄暗く、大きい音で音楽が流れ、まるでクラブのような雰囲気。テーブルに、宅配ピザや寿司、ペットボトル飲料等があり、自由に食べたり飲んだりできる立食パーティーでした。
大学生からスーツを着た50代くらいの社会人まで、さまざまな参加者がいて、みんなにぎやかにおしゃべりしているのです。
ママ友は私に、「誰かが何か話しかけてきても、興味がなければ適当に流してね」と言いました。そして、私たちが食事を始めると、近くにいた人たちが早速私に話しかけてきたのです。
夢を聞かれ、夢を語られ
彼ら彼女らは、「あなたの夢は何ですか?」「僕の夢は獣医です」「夢のために努力していることは?」と話し、初対面の私の夢を聞いて、こちらは聞いていないのに自分の夢を語り始めました。
そして、私は夢は特にないと答えたはずなのに、「一緒に夢を叶えよう」と言い、連絡先の交換を要求。「何かの勧誘か?」と怖くなった私は、連絡先の交換を断り食事をすぐに済ませて、帰りたいとママ友に言いました。ママ友は、「よし、帰ろう!」とあっさりと私を帰してくれたのでした。
その後、プレイルームで会ってもいつも通りのママ友ですが、再び食事に誘われることはありません。あのパーティーは何のパーティーだったのか。追究してママ友との関係がこじれ、今後プレイルームを使いづらくなるのも嫌なので、いまだに聞けずにいます。
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作画/キヨ
著者:長谷川 なぎ
4回の体外受精の末に男女の双子を授かった、2児の母。営業事務やコールセンターのオペレーター、イベントスタッフ、工場ワークや物流会社での肉体労働など、学生時代からさまざまな職種を経験。現在は、多彩なジャンルでライターとして活動中。