月に何回も生理が来るように
更年期になると生理がまれにしか来なくなり、そのうちだんだんなくなっていくという話はよく聞いていました。年を重ねると、月経の回数そのものが少なくなり、そのうちになくなるものだと思っていたのです。
ところが私の場合、1カ月のうち3回以上も生理が来ることが増え、常にナプキンや下着の替えを持参していないと大ピンチに! 正確な周期を予測することも難しくなってしまいました。40代になると、頻回に生理が来るパターンもあることを知りました。
いつも息が上がってしまう
いつ生理が来るかわからず、ナプキンの用意もしていなかったので、衣類を汚してしまい、毎回気がめいりました。出血もひどかったので、常に血が足りていないのではと心配でした。
動き回る子どもを追いかけるだけでも、息がハアハア、ゼイゼイと切れ、すぐに疲れてしまうのが日常に。朝もスッキリ起きられず、子どもの送迎時間ギリギリになるなど、生活にも支障が出るようになりました。鏡を見ると、血が足りないせいか顔も青白く、なんだか老けた感じ。ママ友からも、「何だか調子が悪そう」といつも心配されていました。
受診の結果、かなりの貧血状態だと判明
月に何度も生理が来てつらかったので、まずは婦人科を受診しました。検査をおこない、血中ヘモグロビン濃度(Hb)の数値を確認すると、鉄欠乏性貧血であることがすぐに判明しました。
医師によると、鉄分を多く含む食品を意識してとるだけでは貧血がなかなか改善されないそうなので、鉄剤も服用しています。1日3回食後の服用で、「ハアハア、ゼイゼイ」と息が上がるほど疲れることはなくなりました。その後も定期的に受診し、半年に1度は血液検査を最低限おこなうようにしています。鉄剤を服用し2カ月ほどすると、血中ヘモグロビン濃度(Hb)が上昇し始め、貧血も解消されました。
まとめ
かかりつけの婦人科で処方してもらった鉄剤を服用し、血中ヘモグロビン濃度(Hb)が上昇。その結果、貧血が解消したことで極端に疲れることも少なくなり、朝も今までよりはつらくなくなりました。
婦人科には、がん検診も兼ねて定期的に通っています。自分の状況をすぐに理解してくれる顔見知りの先生も多く、小さなことでも親身に相談に応じてくれます。かかりつけの婦人科を作っていてよかったなと実感しました。これからも自分の体の状態に気を付けながら、無理をせず体の変化を「楽しむ」くらいのスタンスを取っていければなと思いました。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/サトウユカ
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