育児方針に両親がしつこく口出し。怒りが爆発した私は…
4歳の娘と、実父母の家で過ごすため帰省した日のこと。リビングでは、父と娘がボールを使って遊んでいました。すると娘の投げたボールがコップにあたり、入っていたお茶がこぼれてしまったのです。「こんなことしたら、せっかく用意してもらったお茶も飲めないし、お部屋も汚れちゃうでしょ」と娘に注意すると、「うん……」と言いながらも大号泣。とはいえ、ここは最後まで注意しないといけないと思い「もうしたらだめだよ、わかった?」と伝えると、「ごめんなさい」と謝ってくれたので、私は娘への注意を終えました。しかし、すかさず父が私に向かって「怒ったあとは、ママがギュッてしてあげないとダメだろ!」と、持論を展開し始めたのです。「いつも注意したあとには距離を置いて、お互い気持ちが落ち着いてからちゃんと向き合っているんだよ」と伝えるも、今度は母から「このまま終わったらかわいそうよ!」と責め立てられました。
自分たちの育児論を押し付けるような両親の言葉に「いい加減にしてよ!」と怒りを爆発させても、納得がいかない様子の両親から「親に向かってその口の利き方はなんだ!」「あんたそれで本当に親として大丈夫なの?」とまくしたてられます。しかし、それを聞いていた娘の悲しそうな姿に冷静さを取り戻した私は「これ以上、考え方の違いを言い争っても意味ないよ」と伝えると、両親も冷静になったのか「そうだな……」「あなたたちには、あなたたちの関係性があるものね」と、やっと納得してくれました。
このように激しい言い合いになったのは、15年ぶりです。もし将来自分に孫ができたら、この日の両親の気持ちがわかるようになるのかもしれません。しかし、そんなときこそ育児論は人それぞれであることを忘れずに、娘の気持ちを尊重できるように心がけたいと感じた出来事でした。
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作画/yacco
著者:斎藤アキ
長男である夫・3歳の娘と暮らすアラフォーママ。インドアで家が大好き。引っ越しが多い生活のため、家具の配置に苦戦中。暑がりの夫・娘に対し私は極度の寒がりのため、エアコンの温度でもめやすいとにかく明るい家族。