テンション上がりまくりの飲み会
その日は友だちの家に集まり、家族同士ワイワイと楽しむ会をしていました。大人である私たちはお酒も入っていて、中盤からはみんなテンションが上がりまくり。特に私は、子どもたちとの遊びを楽しんでいました。
そして、子どもたちとおしりを「ふりふり」して遊んでいると、友だちから「ねえ、あんた大丈夫? 今日生理でしょ? そんな子どもらと暴れてナプキンずれない?」と言われたのです。
たしかに私はこの日生理中でした。しかし、生理中であることを友だちに言っていません。そのため、「え? なんでわかるの? 言ったっけ? え? なんで?」と軽くパニックに。
友だちから言われた衝撃のひと言
友だちは笑いながら「ナプキンついとるやろ? ズボンの外からでもわかるわ!」と返答が。友だちは「おしりふりふりしていたら、余計そこに目がいくわ」と言っていましたが、そんなことをしていなくてもズボンの外からナプキンをしていることはわかるとのことでした。
その日、私がはいていたのはジーンズなどではなく、薄手のテロテロの生地のズボン。そのため、どうやら下着のラインが出ているだけでなく、ナプキンの形の厚みがくっきり出ていたそうなのです。生理中に何度かこのズボンをはいたことがあり、私は今までそのようなことに一切気付いていませんでした。「ズボンの外からでもナプキンをつけていることがわかるのか……」と急に恥ずかしくなってしまいました。
友だちから言われたことで…
ナプキンをつけていることを見ただけでわかるのはなんだか恥ずかしいと思った私は、これからテロテロの生地や薄い生地のズボンをはくときには、下着の上に必ずスパッツをはくことを決意。
友だちは「他人のおしりなんて外で見ないし、みんなあまり気にせんやろ」と言ってくれましたが、私は気になって気になって、それから必ず生理のときには鏡でおしりをチェックすることも習慣となりました。
まさか経血漏れ以外で生理での恥ずかしい体験をするとは思ってもいなかったので、不意打ちの事件でした。ですが、友だちから指摘してもらって改善に努められたのでよかったです。これからも生理中のエチケットについては引き続き気をつけていきたいです。
※生理中はアルコールを分解する力が低下しているので、アルコールがまわりやすくなります。また、経血が排出されることで貧血や脱水にもなりやすい状態です。その状態で、アルコールを摂取すると血中のアルコール濃度が上がって、頭痛やめまいなどを引きおこす恐れもあります。さらにアルコール摂取によって、血行が良くなり出血量が増えます。代謝が悪くむくみやすかったり、精神的に不安定になったりする時期でもあるので、飲み過ぎには注意しましょう。
著者/松谷 えりな
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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