子どもらしい純粋な質問だけど…親は冷や汗!
ある日、4歳の娘とスーパーへ買い物に行き、レジでお金を払っているときのこと。娘が店員さんの顔をじっと見るなり、突然「ねぇ、男なの? 女なの?」と問いかけたので、私はびっくりしました。店員さんはショートカットでメイクも薄めでしたが、私から見ると明らかに女性です。それはいくらなんでも失礼だ……と思い慌てますが、どうフォローすればいいのか分からず、言葉に詰まっていました。
店員さんも一瞬表情を曇らせた気がして、私はドキッとします。しかし、店員さんはすぐ笑いながら「どっちだと思う?」と娘に質問。「うーん、髪の毛が短いけど女の子!」「正解! 私はね、女の子なの!」と会話が進みます。うまく返してくれた店員さんには、感謝と同時に申し訳ない気持ちもあり「すみません……」と伝えると、「気にしないで!」と、ニッコリ笑ってくれました。それから今度は、レジを打ちながら「ママは今日の晩ごはん何を作ってくれるのかな〜?」と娘に質問。娘は「今日のごはんはね……」と考え始め、性別のことが頭から離れたようです。
悪気はない子どもの言葉とはいえ、気分を害してもおかしくない質問への神対応に感謝の気持ちでいっぱいでした。店員さんにお礼をいい、娘にはあとで、「男の子か女の子か聞かれると嫌な気持ちになることもあるから、質問するのはやめようね」と伝えました。なぜなぜ期の娘は興味関心が先走ることで、今後も相手にデリカシーのない質問をすることがあるかもしれません。そのときには、なぜ質問をしてはいけないのかきちんと娘に教えたいと思います。
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作画/Pappayappa
著者:おかだあやの
サッカーとマイクラが好きな9歳の息子と、かわいいものが大好きな5歳の娘を育てる37歳のママ。仕事と子育ての両立にも慣れてきたため、晩酌と推し活を楽しむ日々。