やらなくては思いつつ、先延ばしになっていた銀行の手続きと掃除をするため、姉妹そろって実家へ向かいました。銀行の手続きは、お姉さんの手厚いサポートもあり無事に終了したのですが、実家の掃除で問題が発覚。糖尿病を患う母・あーちゃんの部屋に、なぜか大量のお菓子があって……。
「いつもの場所」を忘れてしまう…
この日、フロア係にじっと見つめられながら、印鑑登録の変更手続きが完了。
あーちゃんの財産を狙うたんたんと手続きしてしまわないよう、次は娘に相談するように伝えます。
※たんたん:ワフウフの実父(あーちゃんの夫)
姉妹で相談して「刷り込み教育」を実施することに。
刷り込み教育を受けたあーちゃんの反応……。
全部あーちゃんから聞いた話ですけど……。
勝手にいろいろな手続きをしないよう、今回もメモを残すことに。
少し前まで、ひんぱんにメモをとる姿を見かけていましたが、今はさっぱり……。
大事なことなので、メモに加えて口頭でも伝えておきます。
しかし、内容を確認するために「いつもの場所」から移動させてしまいます。
「いつもの場所」からメモを動かさないように強く言うのですが……。
メモの場所ではなく、内容がわからなくなってしまったようです……。
いつもの通院に合わせて、実印登録の変更手続きをしに行きました。フロアご案内係の人からの視線を感じ続けていましたが、あーちゃんのお金をたんたんに奪われないためには必要な手続きなので、やるしかありません。そして、ついでにたんたんの悪事を刷り込んでおきましたが、まるで初めて聞いたかの反応を示していました。全部あーちゃんから聞いた話なんですけどね。
ほんの少し前までは、何かあるとすぐにメモをしていたあーちゃん。しかし、もう「メモを取った」ということを忘れてしまうようになり、その意味がなくなってしまいました。そのため、家の掃除をしたときに、大事なことを書いたメモの置き場所を決めたのですが……。
しばらくすると、そのメモに書かれていることの意味を聞くために決まった場所から持ち出し、やがて「いつもの場所」自体を忘れてしまったのです。しかし、どこかでメモを目にすることもあるようで「通帳と印鑑って何のこと?」と、そのたびに意味を確認してくるように。「通帳と印鑑は娘たちが預かっている」というたったひと言のメモについて、一体何度説明したことか……。
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本人に悪気がまったくないので、責めるわけにもいかないですが、何度も同じことを説明するのはストレスになりますよね。言い方によってはプライドを傷つけるかもれないと思うと、言葉選びも慎重にしなくてはいけません。しかし、メモの管理も難しくなってくる状況だと、貴重品の取り扱いも心配ですね……。
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