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「ママ友に比べて、私恥ずかしい」劣等感抱く妻。隣の芝生は物凄く青く見えて… #泥沼のW不倫 11

「泥沼のW不倫」第11話。主婦のなな子は嫁ぎ先で姑からいびられる日々を送っていました。また、好きでもない農家を手伝わなくてはならず……。かわいい子どもたちの存在が心の支えにはなっていたものの、現実の結婚生活は思い描いていた暮らしとは程遠いものだったのです。

次第に、「農家の嫁以外もやってみたい」と思うように……。すると、息子を保育園へ送った帰り道、新しくできるスーパーのパート募集の求人を見つけました。その日以降、なな子の中でパートで働きたいという思いが強くなっていきました。

その後、スーパーの求人の面接を受けに行くと、店長は同じ保育園に通っていた子どものパパでした。話も弾み、見事面接に合格したなな子は翌日から働き始めることに。

 

パートで働き始めたことで、やりがいを感じるようになったなな子でしたが、次第に家にいるときと職場にいるときの差を感じ始め、悩むようになっていたのでした。

 

娘からの連絡で、急きょある場所へ向かうことに。すると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事を終えたなな子がスマホを確認すると、

娘からメッセージが届いていました。

 

早速、娘が教えてくれた場所を地図で確認しながら、

その場所へ向かうことに。

 

なな子がチャイムを鳴らすと、

キレイな女性が出てきました。

 

「一花がお邪魔したみたいで……。

あっ、一花の母です」

 

「あ、子ども園の……!

よかったら上がってください!」

 

家に上がらせてもらうと、

すごくオシャレな空間でした。

 

(いいな。ステキなお家……)

 

(かっこいいお仕事。

それに比べて私……恥ずかしいな)

 

内心そんなことを思っていると、

「ただいまー」という声が聞こえました。

 

「あ、主人帰ってきた」

 

「え、榎本さん!?何でここにっ」

 

「え?知り合いなの?」

 

「うちのスーパーで働いてもらってるんだ。

上の子同士も同じなんだね?」

 

「そういうのは早く教えてよ!」

 

「ごめんごめん」

 

なな子も慌てて「すみません」と謝罪。

 

(いいな……。やさしいご主人がいて、

世の中何でもそろっている人っているんだよね)

 

(私とあたな、何が違うの?)

 

2人のやりとりを見ながら、

娘のお友だちのママになな子は嫉妬していたのでした。

 

 

各家庭で生活水準は違うと思うので、自分のことを"恥ずかしい"と思う必要はないと思いましたが……。ただ、なな子の目には"お家もステキで夫もやさしくて、すべて兼ね備えている"そんな風に映っていたのでしょう。そして、それが故にこのママに対して、強い嫉妬に近い「羨ましい」という感情が生まれてしまったのかもしれませんね。

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    原作者 いくたはな

    会社員として働きながら、育児の体験談や夫婦の出来事をイラストや漫画で描き、インスタグラムに投稿。著作に『懐かないかのじょ。』(KADOKAWA)『夫にキレる私をとめられない』(KADOKAWA)がある。

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    マンガ家・イラストレーターみこまる

    漫画家。SNSを中心に活動している。

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