義母に生前贈与の話を持ち出し、それが高い税金を払わなくてよいということと、「俺らが面倒を見るから!」と説得をすると……。「まぁ……。面倒を見てくれるっていうなら……」と意外にすんなりと受け入れたのでした。
ヒロキは「毎年贈与税がかからないギリギリの額を俺の口座に……」と言い出しました。すかさずカズは、娘の大学進学なども見据えてヒロキではなく娘のリナに生前贈与をして欲しいと伝えると、毎年義母の貯金をリナの口座に移していくことに。これでやっと、リナの将来のためのお金をヒロキに使われずに済むようにできたのでした。
そんなある日、カズは職場で部長から昇進を言い渡されました。喜んで受け入れたカズでしたが、仕事はどんどん忙しくなって……!?
夫から職場に電話!?
毎日慌ただしい日々を頑張っていたものの「最近家事が手抜きだぞ!」と言うヒロキに、思わずイラっとして内緒にしていた昇進したことを言ってしまったカズ……。
そこは何とか突っ込まれることなく終わりましたが、「家と子どもの面倒さぼるんじゃねーぞ?女の仕事だからな!」というヒロキ。カズはカチンときつつも、「今まで通り家事はやるし、娘も自立できるように教えているから大丈夫」と話したのでした。
義母はというと、ケチなところは相変わらずでしたが、加齢とともに行動も控えめになり、以前のようにあちこちに連れていくことも減っていきました。
そして数年後……。リナは高校生になり、カズはさらに出世し、義母のことは日中ヘルパーさんにお願いしていました。
そんなある日のこと、珍しくヒロキから職場に電話が入りました。
義母が熱を出してヘルパーさんが病院に連れて行ったというのです……!カズは驚き固まってしまうのでした。
高齢で病気がちのお義母さんが熱を出して、ヘルパーさんが病院に連れて行ったとなると心配ですよね。共働きのカズさん夫婦にとっては、ヘルパーさんの存在は心強いのではないでしょうか。みなさんは両親、義理の両親に介護やお世話が必要になったとき、どのように夫婦で助け合っていますか?まだ経験がない場合も、ゆくゆくは直面するかもしれない現実。一度夫婦で話し合っておくと安心かもしれませんね。