予測できない経血量
初潮を迎えたころは、経血量が急に多くなったり少なくなったりと、経血量が定まることがありませんでした。そのため、日中は経血量が少なくても、夜間にドッとあふれてしまうことも。就寝時、経血がシーツに漏れてしまうことがありました。
経血モレに気付くと朝からブルーな気持ちになり、学校に行く気力や朝ごはんを食べる元気がわきません。また、当時を振り返ると、友だちに初潮を迎えている子が少なかったことも、私の中の不安材料の1つだったと思います。
祖母からもらったブランケット
あるとき、私の生理の悩みを聞いた祖母が、生理中の夜を安心して過ごせるようにとブランケットを用意してくれました。柔らかなブランケットは敷布団の半分くらいの大きさで、経血で汚れてしまいそうな部分をすっぽりと覆い隠してくれるサイズ感です。
また、暗めのブラウン地で経血が付着してもわかりにくいデザインでした。かわいいひよこの刺しゅうがされており、私はそのブランケットがお気に入りに。
その日から、生理がくるたびに布団に敷いて、寝具への経血の付着を防ぐようになりました。そして、祖母からのブランケットのおかげで、パジャマに汚れがつくことはあっても寝具に汚れがつくことは減っていったのです。
ブランケットを汚したくない思いから
ただ、使うたびに祖母からもらったブランケットに愛着がわいていった私は、次第に「できるだけブランケットを汚したくない」と思うように。
そして、どうしたら夜間の経血漏れをなくせるか、自分なりに考えるようになりました。 母に相談して一緒にドラッグストアへ行き、どの夜用ナプキンなら漏れにくいかな?と選んだり、 寝る前には必ずトイレに行き、経血量を確認してから量に合うナプキンを選んで替えるようにしたり。
それでも、寝返りをうつことで経血漏れをしてしまうことはありましたが、回数は少なくなった気がします。また、徐々にではありましたが、経血漏れ対策を講じたことで、朝起きたときの気分の落ち込みが減っていくのも感じました。
そのうちに生理中でもぐっすりと眠れるようになり、生理のわずらわしさや寝不足からくる体の不調やイライラを感じにくくなりました。また、ブランケットを敷いているという安心感もあり、私の場合は不安を和らげる要因にもなったと思います。
そして、この経血漏れの件で、誰かに相談するなど周囲の力を借りる大切さを知りました。祖母や母も、生理で苦労したことがあったからこそ私に寄り添ってくれたのかなと感じています。あのとき大切な宝物をプレゼントしてくれた祖母には、今でも感謝しています。
著者/石井 せつ子
作画/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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