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「こんな腐りかけの料理を息子は食べさせられてるの?」と義母→夫が私に作った料理だと伝えると…!?

昔から引っ込み思案の私。結婚してからも高圧的な夫に反論することもできず、ただ言いなりになっています。さらに義実家からも嫌われているようで、頼れる人なんていない生活を送っていました。そんなある日、私の父が腰の手術をすることに。「お見舞いのために実家に帰りたい」と言うと、夫はとんでもない条件を突き付けてきたのです……。

夫は何かにつけて、私を叱責します。今日は先週末の法事のことについて、くどくどと言ってきました。

 

「親戚が話しかけても答えなかったなんて」「手伝いもしなかったんだろ?」」「あのやさしい母さんも怒ってたぞ」

 

夫の言い分

「あの日は体調が悪くて……」と痛む肋骨をさすりながら言うと、「体調が悪くても一言声をかけるくらいはできるだろ?」と言い返されてしまいました。

 

「もういっそ関わらない方がいいんじゃないか?」「母さんたちもお前は行事に来ないものだって認識したら、何も言わなくなるだろ」「姑に嫌われる嫁なんて、誰からも好かれないだろ?」

 

昔から引っ込み思案な私は、下を向いてばかり。親戚の集まりに顔を出しても、たしかに役に立てません。ついこの間も、義母に「すぐ謝る癖を直しなさい」と怒られたばかりですし……。

 

お互いに嫌な思いをするくらいなら行かない方がいいと思い、夫の出した提案に私はうなずくのでした。

 

 

実家に帰らせて!

2週間後――。

 

父が腰の手術をすることになったと、実家の母から連絡がありました。私の実家はかなり遠く、最低でも1泊は必要です。今回は父の入院先にも行きたいので、3泊くらい必要だろうと思っていました。

 

帰省したい旨を帰ってきた夫に伝えると、「3泊?その間俺の飯は誰が作ってくれんの?」と不機嫌に。義母に頼めないか、デリバリーはどうか、と案を出したものの、夫は首を縦に振ってはくれませんでした。

 

「命にかかわる病気じゃないんだろ?」「うちの家族にすら認められてないのに、そもそも結婚してたった1年で実家に帰るとかありえないから」

 

「でも……」と言うと、私が夕食として作っておいた料理を夫は手に取りました。「俺、時間経った料理嫌いだって言ったじゃん」と言って、皿を台所の方に持っていくので、私は慌てて「それは私が食べるから!今すぐ新しく作り直すから、捨てないで」と懇願しました。

 

すると、夫はいやらしい笑みを浮かべながら「捨てないけど、使うから」「それと実家、帰っていいよ」「今日から俺の言ったこと、全部その通りにできたらな」と言ったのです。

 

義母に真実を伝えると…

2週間後――。

 

フラフラで買い物に向かった私に、義母から突然電話がかかってきました。

 

「たまたまあなたたちの家に立ち寄ったんだけど、家の鍵かかってなかったわよ!危ないじゃない!」と怒っている義母。最近、私はうっかりが多いのです……。またやらかしてしまった……。

 

「入って留守番しておくから、買い物終わらせて早く帰ってきなさい」と言った直後、義母は「何これ!?」と悲鳴じみた声を上げました。

 

「この腐りかけとか丸焦げの料理は何?!」

「息子はこんな酷いもの食べさせられてるの?!」

「それ、夫が私に用意した食事です」

 

出先だというのに、目の前が涙でにじんできてしまった私。「それを食べないと、実家に帰れないんです」と言うと、義母はにわかには信じられなかったようで、「そうやって私たちを馬鹿にするの?」「私たちのことを嫌っているのは息子から聞いて知っているから、もう腹を割って話しましょう」と返してきました。

 

「私、お義母さんたちのこと、馬鹿にしたことなんてありません!」と反論すると、「でもこの間の法事では、誰とも喋らないし、動かないし……。みんなでごはんを食べている時なんて、車の中に戻ってたじゃない?あの態度は何?」と尋ねられました。

 

「それは……。怪我をしてたからです……」「肋骨が折れてたんです」

 

「そういうことは早く言いなさいよ!」と怒る義母。「次の日に病院に行くまで、骨折だとは思わなくて……」と言うと、「なんで骨折したの?転んだのかしら」と義母。

 

「夫にやられました」

 

 

私が夫から暴力を受けていることを話すと、義母は絶句。「本当にうちの息子があなたに腐った食事を食べさせたり、骨折をさせたりしたっていうの……?」「もう買い物はいいから今すぐ帰ってきなさい」と義母。

 

私はすぐさま家に引き返し、義母に夫とのメッセージのやり取りや暴力の痕を見てもらいました。「腐ったものでも、焦げたものでも全部食べないと、実家に帰してもらえないんです」「耐えないとお父さんのお見舞いに行けないんです」と泣きながら言うと、義母は涙を流しながら私をぎゅっと強く抱きしめてくれました。

 

その後――。

 

事情を知った義両親は激怒。夫は「あいつは虚言癖があるから」「体のあざもあいつが自分でつけたんだよ、頭がおかしいから」などと言い訳を述べていたようですが、義両親にこってりしぼられて離婚に同意してくれました。

 

結婚後、夫は私を支配するために暴力を奮ってきました。私が他の人を頼れないよう、あえて義両親や親戚には私の悪口を吹き込んでいたのです。私の性格がおとなしく従順だったことから、夫の目論見は成功。しかし、義両親によって、白日の下にさらされることになりました。

 

 

離婚後、私は実家に帰り、心の底から安心して生活を送れるようになりました。ここには暴言を浴びせる人も、暴力を奮ってくる人もいません。今は自分の自尊心のかけらをかき集め、心の回復に努めています。

 

 

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