光と色、カラーチャートから見る補正の魔法
写真好きがきっかけで、デザインの勉強をする機会がありました。その際、光と色が相互に作用することで見た目に驚くべき影響を与えることに気付きました。特に興味深いのは、色相環(カラーチャートという色見本の色相をリング状に配置したもの)において、180度向かい合う2色(補色)の相乗効果です。中学生のころに習った色相環の仕組みで、補色同士を重ねると、嫌な色が消え、見た目が明るくクリアになる現象が起こったのです。
例えば、黄色には青が補色として対応します。黄色と青を組み合わせることで、バランスの取れた色合いとなり、視覚的な調和が生まれるそうです。色を調整したり重ねたりする補正は複雑で難しいと感じましたが、この補正のテクニックを活用することで、ファッションやメイクにおいても魅力的な表現が可能となるのではないかと思いました。
また、光の効果により、顔の印象も大きく変化するとのこと。適切な光の当て方や配色によって肌のトーンを補正し、顔立ちを引き立て、人物の魅力を最大限に引き出すことができることを学びました。
光と色の知識は、デザインだけでなく日常生活においても応用が効きそうだと思いました。これらの原理を活用し、より美しくバランスの取れた見た目を実現できる、そんな色彩の魔法をメイクにも生かせないかなと思いました。
コントロールカラーはうれしい4色展開
メイクをする際、年を重ねるごとに肌のくすみが気になるようになりました。これこそ、色彩や色調の補正を生かせないかと思いました。しかし、写真の場合も、色調補正には知識や経験などが必要で、容易にできるものではありません。簡単かつ手軽にメイクに色調補正を試し生かせるものがないかと探していたときに、ダイソーで「coou(コーウ)」というシリーズのコントロールカラー(税込み110円)を見つけました。
陳列棚にはイエロー、グリーン、ピンググロウ、パープルグロウの4色が展開がされていました。イエローはクマ・色ムラカバー、グリーンは赤み・ニキビ跡カバー、ピンクグロウは血色感アップ、そしてパープルグロウは透明感UPのメイク効果が期待できるとのこと。
私はカラーチャートにおける紫の位置と、その相反する色である黄色の補正効果を思い出し、私の黄色系のくすみをカバーできる色はパープルグロウかもしれないと思い、パープルのコントロールカラーを試してみることにしました。
100均のパープルグロウで色調補正メイク
購入したコントロールカラーを早速試してみると、クリーム状で伸びが良く、するすると肌に塗り広げることができ、しばらくすると肌になじんでいきました。光に当てると反射するパール感が、肌を自然と明るく見せてくれるようでした。
チューブからクリームを出したときは、パープルの色がはっきりとしていますが、肌に伸ばすと色が違和感なくなじんでいきました。塗っていない部分と比較すると、塗った部分のほうが若々しく明るく見え、くすみが軽減され、透明感が出たように感じました。
何より、このコントロールカラーは110円(税込)と手ごろな価格なことがうれしい。カラーも4色展開。私は、時々寝不足で目の下に紫色のクマができて悩んでいましたが、紫のクマには補色である黄色のコントロールカラーが使えるかもしれません。
コントロールカラーのみで濃いシミなどをカバーするのは難しそうですが、コントロールカラーで明るくくすみ肌を整えて、気になるシミなどの上にはコンシーラーを少し重ねると、肌を若々しくきれいに整えることができそうだと感じました。気軽にチャレンジしやすい価格なので、他の色も試してみたいと思っています。
まとめ
年齢によるくすみで悩んでいた私が、カラーチャートの色調補正を参考に、100均のコントロールカラーで簡単にくすみをカバーして、明るく透明感のある肌に補正することができました。お手ごろ価格で肌に少し自信を持てれば、気分も明るくなりそうです。肌の悩みを軽減すべく、色調補正メイクにこれからもチャレンジしてみたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!
著者:ちびむす
マスコミで働いていた両親に似て、仕事に真っ黒になるきらいがある。衛生管理者の資格所持者。仕事と健康の両立を図ろうと奮闘する一児の母。