誰もいない部屋に向かって、手を振る娘
本3年前に住んでいたアパートは2LDKでしたが、そのうちの1部屋はほぼ使っていない物置き状態の部屋でした。
ある日、買い物から帰ってきて、リビングに行くため物置き部屋の前を通ると、次女が誰もいない物置き部屋に向かって手を振っていたのです。そのときはたいして気にしませんでしたが、その後、物置き部屋に向かって、次女は手を振ることが多くなりました。
誰と話しているのか聞いたところ…
その出来事以降、お風呂上りにお風呂の向かいにある物置き部屋に向かって手を振っていたり、廊下を歩いていると、その部屋に笑いかけることがあったりと、次女の行動に私は少々恐怖心を抱き始めました。
次女が物置き部屋に入り、何やら誰かと話しているような声が聞こえたため、部屋に入ると、壁に向かって話している次女の姿が……。思わず私は誰と話しているのか次女に聞くと、「おじさんがいたよ」と答えたのでした。
何が見えているの?!
ゾワっとした私は、次女におじさんはどこにいたのか、どんな感じだったのか聞くと、「笑ってたよ」と一言。次女にしか見えないおじさんと会話を楽しむ様子に余計にゾワっとした私は、それ以降1人でその物置き部屋に行くのが怖くなってしまいました。
現在5歳になった次女に当時のことを聞いたことがありますが、覚えていないようでした。一体誰と話していたのか、未だに謎のままですが、恐ろしい存在ではないと願うばかりです。
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イラスト/きりぷち
著者:なか さおり
2017年生まれの長女、2018年生まれの次女、2022年生まれの三女のママ。長女は高機能自閉症、次女は発達障害グレーゾーン。発達障害児の育児経験などを執筆中。