深夜の自宅に警察が!?
私が20代のころの話です。当時4歳の長女と2歳の次女を育てながら、お昼の仕事と深夜の仕事をかけ持ちしていました。しかしある日の午前0時ごろ、仕事中の私に夫から「警察が家に来た」と電話が入り、「長女が夜中にひとりで外にいた」と話すのです。
その日晩酌をしていた夫は、ひとりで酔いつぶれ、子どもたちが寝ている部屋とは別の部屋で寝てしまったそう。夜中に起きた長女はパパを探しだせず、寂しくなって私のところへ行こうとしたことが事の発端でした。夜中にひとりで歩いていた長女は、近所の女性が警察に通報してくれたおかげで無事に家へ帰ることができたそうです。
仕事を早退し、家に戻って長女に話を聞くと、「パパがいなくて……妹も寝ていたし、ママのところに行こうとしたの」と言います。「私が夜に仕事をしているときは、お酒を飲まないでって言ったのに!」と怒りを爆発させると、夫は「本当にごめん!」と謝罪し、さすがに反省をした様子。
それから私は、子どもたちが安心できるように夜も一緒に過ごす時間を増やし、のちに深夜の仕事は辞めました。毎日子どもたちと一緒に眠るようになり、子どものうれしそうな顔や安心しきっている寝顔も見られています。子どもたちと一緒に眠れる日常が、こんなにも幸せで大切だったんだと気づくことができました。
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作画/Pappayappa
著者:つじぐちまき
2歳から15歳までの7人の子をもち、心配性のせいで家族の健康に敏感すぎるシンママ。子どもも動物も大好き。