ストレスでごはんが食べられない
社会人になり、慣れない業務と時間に追われる生活で次第にストレスが溜まっていった私は、いつのまにかごはんが食べられなくなっていました。
おなかは空くけれどなぜか食べることができず、どんどん痩せていく一方。1日の食事量は、ほんのわずかでした。あっというまに服はサイズダウンし、次第に体力もなくなっていきました。急激に痩せてしまい、母も私の姿には驚くほど。
そして気が付いたときには3カ月の間、生理が止まってしまっていたのです。
生理が元に戻った理由は
本当はそのときに受診すべきだったと今になって思うのですが、生理が止まってしまってすぐのころは体の不調を感じ、心も疲れ果てていて、婦人科を受診する考えには至りませんでした。
その後、私は思い切って仕事を辞めることに。しばらくの間、体の様子を見ながら家で休養し、好きなことをして過ごしていると……なんと久しぶりに生理が。生理がこなくなって4カ月目のことでした。
このとき、多少は病院へ行く体力も戻っていたため、念のため病院へ。検査をしてもらいましたが、子宮などには不調は見当たりませんでした。その後は、毎月一定の周期で生理がくるようになり、次第に体重も体力も戻っていくように。
ストレスフリーな生活をするために
この経験から、ストレスが私自身の体に強く影響を与えると感じたため、日ごろからストレスを溜めないような工夫をするようになりました。たとえば、ゆっくり散歩をしてたまには森林浴をする、よく笑い、よく眠る、おいしい物を食べる。そして、ちゃんとお風呂に入ったり、体をあたためるようにしたりと……。仕事も無理をしすぎないように心がけています。
時間に追われる現代だからこそ、基本に立ち返りリラックスする時間を積極的に取り入れるように。しかし、私の場合は暇な時間があるほど不安に襲われやすくもあるため、ほどよく予定を入れてバランスを取っています。
ストレスによりごはんが食べられなくなり、体重が急激に減少し生理が止まった経験から、私は自分を心地よくさせるように意識して暮らしています。自分の体を労わり、ケアし、不調があれば病院を受診しながら、これからも自分の心と体と向き合っていきたいです。
※90日以上生理がこない場合は無月経といわれ、注意が必要です。もし3カ月生理がこないというときはすぐに婦人科の受診をおすすめします。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/松 茉莉花
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子
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