日常生活に支障が出るほどのだるさに悩む
40歳の誕生日を過ぎたころのことです。いつものように食器を洗っていると、思わずへたり込んでしまうほどのだるさを感じました。熱もないし、頭も痛くない。不思議に思いながらもしばらく横になっていると、謎のだるさは治まりました。
ほっとしたのもつかの間、それから毎日のように体のだるさを感じるようになってしまったのです。洗濯物を干したり料理をしたりといった日常の家事も、休み休みでないとできません。しばらくたつと、夕方以降にだけ微熱が出るようになってきました。風邪症状はないので様子を見ていましたが、「やっぱりおかしい」と思い、近所のクリニックを受診することにしました。
クリニックでは原因不明
クリニックで尿検査や血液検査をしたところ、血液に炎症反応が出ていることがわかりました。抗生物質を処方されて帰宅し、2週間ほど様子を見たものの不調は続きました。同じクリニックに再度受診するものの、だるさと夕方以降に出る微熱のほかには症状がなく、先生は困り顔。さまざまな検査をしましたが、結局原因はわからないままでした。
クリニックではこれ以上調べられないということで、結局、市内の総合病院を受診することに。クリニックの紹介状を持って総合病院を受診したものの、なんとそこでも「原因がよくわからない」と言われてしまいます。
女性医師の機転で判明!?
途方に暮れていたところ、診察してくれた女性の医師が「念のため、甲状腺の検査をしてみませんか」と提案してくれました。そこで検査をお願いすると、甲状腺の数値に異常があることがわかったのです。その後さまざまな検査と通院を経て、ついた診断は「橋本病」でした。
橋本病とは30代から40代の女性に多い病気で、主な症状は疲れやすさやむくみ、無気力、寒さなどだそうです。橋本病は甲状腺ホルモンが少なくなる病気で、妊娠や出産、ストレスなどが原因で発症することもあるのだとか。私の場合は一時的に甲状腺ホルモンが過剰になり、微熱の症状が出ていたようです。
これまで健康診断に一度もひっかかったことがなく、自分のことを健康だと思い込んでいたのでびっくりしました。
まとめ
橋本病は薬で治療できる病気なので、現在は落ち着いています。立っていられないほどの疲れを感じることはなくなりました。ただの疲れだと思っていたら、病気だったなんて驚きです。今後は体調に異変を感じたときは、後回しにせずすぐに受診しようと思いました。先生によれば、橋本病になりやすい体質は遺伝するそうです。私には娘がいるので、機会を見て検査を受けさせてみようと思います。
文/海野なみ
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