少しでも若く見られたい!
年下の彼氏ができたとき、私がまず気になったのは自分の外見です。きっと周りから見たら姉弟に見えるんだろうなと思うと、切なくなりました。そして、彼からふとした瞬間に「オバサン」と思われたら嫌だと思い、これまであまり興味はなかったのですがファッションやメイクについて勉強することに。
そして、女性誌やネット記事を読んでいると「ほろ酔いメイク」が流行っていると知ったのです。確かに、目元がほんのりピンク色に染まっているモデルさんはとてもかわいく、同じ女性から見ても、守ってあげたくなるような“はかなさ”があります。そこで、私はほろ酔いメイクに挑戦することにしました。
かわいいと思われるどころか…
何度もメイクの練習をして、いざ彼とのデート当日。自分の中では完璧にほろ酔いメイクができました。彼にかわいいと思ってもらえるかな、とウキウキしながら待ち合わせ場所へ向かう私。
彼は私の顔を見るやいなや、いきなり顔を近づけてきてマジマジと見つめます。「え、まさか人前でキス?!」と淡い期待をしていると……彼が私のおでこに手を当てて「熱があるみたいだけど、大丈夫?」と言うではありませんか。
私は驚き、「え、熱はないよ!どうして?」と聞くと、彼が「顔が真っ赤だから」と答えました。そこで私はほろ酔いメイクをしていることを伝えると、彼はポカンとして「そうなんだ、でも全然似合ってないよ」とひと言。かわいいと思われるどころか熱だと勘違いされたうえに、似合っていないと言われ私はかなりショックでした。
すてきな彼女でいたいと思い、必死に流行のメイクやファッションを取り入れようとしていた私。しかし、そのトレンドが必ずしも自分に似合うとは限りません。この一件で、若く見せることよりも自分の良さを活かせるようなおしゃれを頑張ることにしました。痛い失敗でしたが、そのことに気づけたので良かったと思います。
著者/早川アキ
作画/あさうえさい
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