物語の主人公は、フミくんという夫をもつアヤさん。優しくて頼りがいがあって人当たりもよく、周囲にすこぶる評判のいい夫ですが、実は、彼は自分本位な正論を振りかざし、人を追い詰める人だったのです。
自分よがりで、相手に寄り添わない「正論」ばかり言っていた夫は、アヤさんが自分に寄り添うおうとしてくれていたことにようやく気づきました。そして、その理由はアヤさんのことを下に見ていて、アヤさんより自分のほうが正しいと心のどこかで思っていたためで――。
正論夫と、これからの結婚生活
自分本位な正論ばかりで相手に寄り添うことのなかった夫。以前は一緒に行くことを拒否していたおじいちゃんのお墓参りに「一緒に行ってほしい」とアヤさんはお願いしました。これまでのことを反省した夫は「論理的なことだけが正しいわけじゃないよね」と一緒に来ることを了承。すると、不思議なことに謎の体調不良も解消したのだそうです。その後、アヤさん家族は、一家そろってのお墓参りをするようになり、「人の気持ちに寄り添う」ということを大切に暮らしているそうです。
相手に寄り添うことを大切にし、夫婦関係を修復したアヤさん夫婦。夫婦だけでなく、人間関係を円滑にするためには、自分よがりで物事を考えないようにすることが必要です。自分の気持ちだけでなく、相手の気持ちも大切にすることを、常に心がけたいですね。
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