楽しんでいると下腹部が
高校3年の夏休み、仲の良い男女のグループで1泊の海水浴旅行に出かけることに。A君のおばあちゃんの家が海の近くにあるため、そこにみんなで泊まらせてもらい、思う存分海水浴を楽しんでいました。
しかし、その日の夜。A君のおばあちゃんが作ってくれたごちそうを食べていると、なんとなく下腹部に違和感が。「この痛み……まさか生理?」と思った私は、急いでトイレに駆け込み確認すると、生理が始まっていたのです。
予定よりも早く生理がきてしまい、とても焦った私。幸いにも、生理用品の準備はしていたため、ナプキンを取りに部屋へ向かいました。
気をつけていたのに…!
そして、ナプキンをつけるため再度トイレに。A君のおばあちゃんの家は田舎にある古い家で、トイレは家の外にある汲み取り式便所、いわゆる「ぼっとん便所」でした。そのため、私は気をつけながら便器をまたぎ、下着をおろしてナプキンをつけようとした瞬間……手を滑らせてナプキンを落としてしまったのです!
恐る恐る下を見ると、汚物の中に真っ白なナプキンが。「どうしよう~」と戸惑った私は、とりあえず予備でもう1つ持っていたナプキンをつけて、トイレをあとにし部屋に戻りました。
すると、私の様子がおかしいことに気づいた友人が声をかけてくれました。そこで私は一連の出来事を彼女に話すと「それはおばあちゃんに伝えたほうがいいかも」と言われ、一緒におばあちゃんの元へ行ってくれることに。
「ナプキンを落としちゃって……ごめんなさい」と謝ると、おばあちゃんは「大丈夫。気にしなくていいのよ」と言って、落ちたナプキンを取り出してくれました。その後、トイレでナプキンを落とすことはなく、旅行を最後まで楽しむことができました。
使い慣れないぼっとん便所でナプキンを落としてしまった私。かなり動揺しておばあちゃんに話すかためらいましたが、友人のおかげで正直に伝えることができました。ナプキンのような異物があると汲み取るときに大変な場合もあるようなので、打ち明けられてよかったです。慣れない場所のトイレでナプキンを交換するときは、気をつけようと思いました。
著者/匿名
作画/ふるみ
監修/助産師 松田玲子
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