今回は、幼馴染である彼と結婚して3人の子どもを授かったあんみさんが、三女を妊娠中に離婚を決意し、離婚が成立するまでの体験談を紹介し
幼馴染の元夫は難しい性格
あんみさんは年子の小学生姉妹と4歳の女の子、3姉妹を育てるママ。三女を妊娠中に離婚を決めて、現在はシングルマザーです。離婚して約3カ月後に、ADHD(中等度)と躁うつ病と診断されています。※現在は、躁うつは治っています
元夫とあんみさんは幼馴染。元夫は継母と仲が悪く、母性に飢えている反面、愛情表現が下手なひねくれ者で難しい性格でした。あんみさんは「そんな元夫を幸せにする!」と心に誓って結婚したのですが、子どもが生まれてから状況が変わってしまったそう。
ADHDと診断される前のもどかしい時期に、ワンオペ育児で…
あんみさんのADHDの症状 は「今やるべきではないことが気になる・先延ばしにしてしまう」「寝付きが悪い」など、他の人からは理解されにくい特性があります。
離婚するときは、あんみさんがADHDと躁うつと診断される前。ワンオペ育児だったあんみさんは、自分のADHDと上手く付き合えずに、子育てと家事を上手に両立できませんでした。
そんな自分と、協力してくれない夫にイライラする日々。あんみさんから喧嘩をふっかけてしまうことも多々あったそうです。
「助けてほしい」訴えが伝わらない
あんみさんは夫へ何度か「手伝って欲しい。助けて欲しい」と訴えましたが、伝わりませんでした。
仕事で余裕がなかったのかもしれませんが、夫は「家のことは嫁の仕事」という考えを持つ亭主関白寄りの人でした。
「今振り返ってみると、『今やるべきではないことが気になる・先延ばしにしてしまう』などADHDの特性とは知らずに、そういった姿を見ている夫からすれば手伝って欲しいと言われても、理解しがたい気持ちになることも分かる気がする」とあんみさんは語ります。
夫婦喧嘩を心配したあんみさんの兄から病院へ行くように勧められても、夫は行かなくても良いと言っていたのだそう。
「こんな生活でもいいよ」と言ってくれることは嬉しい反面、家のことを手伝ってくれるわけでもなく、自分1人で抱えてつらいと訴えているこの状況でも問題ないの?と疑問が、頭の中で浮かんだといいます。
「ママが死んじゃう」次女の言葉にハッとして…
そんな喧嘩ばかりの日々が続く中、夜中に次女が泣きながら起きてきて「ママが死んじゃう」と言います。
話を聞くと、パパがママを手にかける夢を見たと……。
子どもたちが寝たあとに繰り広げられる毎晩の夫婦喧嘩が原因だと考え、「このままでは子どもたちの心に傷を作ってしまう」とこの時に離婚を決意! 当時、三女は妊娠7カ月でした。
1年後に離婚が成立
それから1年後に離婚が成立。離婚したくない夫と揉めて、離婚するのに時間がかかったそう。
「喧嘩をするたびに離婚話を持ち出していたので、最初は本気にされていなかったのかも」と言う、あんみさん。
しかし大喧嘩をした際に、あんみさんが離婚届を置いて実家へ帰ったことが、最終的に離婚につながりました。
離婚して、今思うことは…
あんみさんは離婚を振り返ってこう述べています。
「離婚はとてもつらい決断でした。自分がもっとしっかりしていたら離婚していなかったのではないか。でも、私には離婚するという選択肢しかありませんでした。結婚する前は『いつ死んでもいい』と生きることに希望を持っていなかった夫が、結婚して子どもが生まれたあと『俺は幸せだ』と言っていました。そんなことを思い出しては、元夫への申し訳なさと色々な感情で涙が出てきます」
この動画には、あんみさんへの共感や励ましのコメントが多数寄せられていました。
「共感できすぎて一語一句に頷きながら涙出ました」
「距離を置いてから分かることってたくさんありますよね。相手の存在の大きさも、自分のダメだったなぁってところも。でもそれでいいんだと思います。そうやってみんなステップアップしています、きっと」
「私は複雑な家庭環境で育ったので、人との接し方や愛し方が分からず、今も分からないなりに一生懸命彼と向き合っています。私の非で度々喧嘩することもありますが、この動画を見て、相手を思いやる気持ちを忘れないようにしようと思いました」
離婚までたくさんの苦労があったあんみさんですが、今は三姉妹と楽しく穏やかに生活しています。これからも自身の特性とうまく付き合って、笑顔で生活していけるといいですね!
YouTubeチャンネル「あんみ【ADHD持ち3姉妹ママ】」では、シングルマザーとしての日常動画がメインで投稿されています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。