初孫フィーバーの義母
現在5歳の長男が生まれたばかりのころのお話です。義母にとって長男は初孫で、出産当日は片道3時間もかかる距離を運転して、会いに来てくれました。
そこから義母の孫フィーバーが始まり、退院して3日後、1週間後、と義母が頻繁にわが家に来るようになったのです。
しかし、義母とはたまにしか会わない仲だったので、来ると何かと気をつかってしまう私。義母が帰ったあとは、毎回どっと疲れが出ました。
連絡係の夫に物申す!
義母は必ず夫に「○日、遊びに行ってもいい? 」と連絡し、事前に確認してくれていました。義母との連絡係を夫に任せていたのですが、それが間違いでした。
夫は、自分が夜勤明けで仮眠をとる日でも「何時でもいいよ」と義母に返していて、私には「○日に母親が来るけど、気をつかわなくていいから」と言って、当日、自分は仮眠をとりに行くのです。
義母が来るとなったら掃除やごはん作りなども気をつかい、必然的に忙しくなってしまいます。それでも「遠くから来てくれてるし、長男の成長も見せてあげたいから」と、夫が不在のときも義母が来るのを受け入れたのですが、数回で限界が……。
私は夫に「私にとってお義母さんは、最も気をつかう相手……あなたにとっての上司みたいな存在なの。だから、お義母さんに来てもらうのは、あなたがいるときにして」と伝えました。夫は「気をつかわなくていいって言っても、気をつかっちゃうよね。無理させててごめん」と謝ってくれました。
それからは夜勤明けの日に義母から訪問の打診があっても、夫のほうから断ってくれるようになりました。やはり自分が不満に感じていることは我慢せずに、正直に伝えることが大切だと思った出来事でした。
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作画/キヨ
著者:鈴木 沙智
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。