義両親との同居後、価値観の違いが
家を購入する話が出たのは、長男と長女が小学生になったころ。夫は長男なので、「どうせいつか同居するから、家を購入したら義両親と一緒に住もう」ということになりました。義父が気に入った家が見つかり義父と夫の共有名義で購入しました。
しかし、同居後義父は支払いに応じず、家のローンを支払うのは夫だけ。そして、同居後すぐに義父にがんが見つかり、闘病生活が始まりました。さらに私たち夫婦には第3子が生まれたことで義両親との生活リズムや価値観の違いが大きくなってしまいました。
家の共有名義を夫のみに
同居して3年がたったころ、我慢の限界が来てしまった夫。義両親と話し合い、その結果、別居することに。義両親には家の頭金やローンなどのお金を一切出してもらっていなかったので、義両親は残していた実家に戻ることになりました。
その3年後、義父が亡くなり、義母と義妹との話し合いの末、わが家の名義を夫のみにすることに。あとは、相続登記を司法書士に依頼するだけになっていました。
相続登記の義務化とは?
ある日、私が市役所に行くと、相続登記の義務化について書かれたポスターが目に入りました。そういえば相続登記を後回しにしていたなと気付き、家に帰ってから調べてみると、簡単な相続登記なら自分でできるということがわかりました。
それならばと思い、すぐに夫に委任状を書いてもらい、夫の代わりに法務局に説明を聞きに行きました。そこで言われた通り、必要な書類を集め、提出物の制作に励みました。書類のフォーマットも法務局のホームページに載っているのでそれを使用。難しい計算は法務局で教えてもらい、免許税の印紙も必要になると聞き、購入しました。義母と義妹にも署名と捺印をもらい、無事、書類をそろえて法務局に提出し、相続登記が完了しました。
まとめ
相続登記の義務化により、わが家の登記相続を私ひとりで終えることができました。難しい相続は専門家に任せるのが一番かもしれませんが、簡単なものであれば自分でできるものもあると学びました。いろいろありましたが、無事に名義変更ができたことに安堵しています。
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著者:松田 みさと
長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。