夫が食材を購入する基準
結婚して一緒に住むまで知らなかったのですが、夫はスーパーで買い物をするのが好きなようです。スーパーに買い物に行くとなったとき、夫は明らかにテンションが上がっているように見えるのです。私が忙しいときは「俺が買い物してくるよ」と言って、夫ひとりでスーパーに行くこともあります。
そんな中でとても驚いたのが、夫がスーパーで食材を購入するときの基準です。基本的にわが家では私が料理を担当しています。いつの間にか料理が定番化しているため、私はいつもスーパーに行くたびに同じような食材を買ってしまいます。
一方で、夫がスーパーで食材の購入するときの基準は「安い」「珍しい」「食べてみたい」なのです。
夫がカゴに入れたのはまさかの…
夫が料理をする頻度は、週に1度あるかないかくらい。そのため、夫が「安い」「珍しい」「食べてみたい」という基準で買ってきた食材は、必然的に私が料理することになります。
忘れられないのが、新婚当初に2人でスーパーに行ったとき、夫が「これ食べてみたいなー」と言いながらカゴにいれたのが、なんとラム肉だったこと。私は家でラム肉を調理して食べたことがなかったので、レジに行く前に慌ててスマホでレシピを検索しました。
検索すると調理方法や食べ方がわかったので、そこでようやく私が「買ってもいいかな」と思えたのに対し、夫は「珍しいし半額になっているから食べたい」という動機だけで、ラム肉を買おうとしていたようです。
夫のおかげでメリットも
自分で調理方法を調べるわけでもなく、「安い」「珍しい」「食べてみたい」という理由だけで買い物をする夫に対し、新婚当初はただただ困惑していた私。ところが、そんな夫の買い物癖は私にとってメリットをもたらしたのです。
それは、私の料理のレパートリーが増えたこと。夫の買い物によって、たしかに戸惑ったり困惑したりするときもあります。しかし、そのたびに調理方法を調べて実際に調理をするのをこれまで何度も繰り返してきたことで、以前よりも私の料理の腕が上がり、レパートリーも格段に増えたのです。
夫は今も、「安い」「珍しい」「食べてみたい」という基準で食材を購入します。以前は「こんなもの買ってきても困るよ」と思っていましたが、自分の知らない料理に挑戦することが楽しく感じるようになった今では「夫は何を買ってきたのだろう?」とワクワクした気持ちで、スーパー帰りの夫を出迎えられるようになりました。
著者/nanoka22
作画/おはな
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!