お産が終わってからも、赤ちゃんのお世話で大変な日々が続きますよね。自身の経験から、産後の休息はとても大事だと感じています。今回は、筆者の産後の様子と心がけたことをお伝えしたいと思います。
つらい時間を乗り越えて感動の瞬間
私は二度のお産を経験しました。長い長い陣痛を乗り越えての出産。とても感動的で、お産のときは2回とも号泣したほどでした。お産では、産道を通るときに頭の骨を重ねるなど、赤ちゃんも大変な思いをして生まれてくると聞いていたので、「赤ちゃんもがんばって生まれてきてくれた」と、とにかく感動しました。
私の場合、産むこと自体は大変だったのですが、それよりも赤ちゃんと対面したときの感動が強く心に残っています。ところがその後に、思いもよらないことが起こったのです。
赤ちゃんと離れ離れになって
1人目を出産したとき、赤ちゃんの状態が翌日急変し、赤ちゃんだけ大きな病院に救急搬送されたのです。私はそのまま産院に残り、一気に落ち込んでしまい、泣いてばかりの入院生活をおくりました。
自分自身も体調がすぐれないなか、赤ちゃんに会いに行くと、モニター類などの機器がついている姿に、さらにつらくなってしまいました。でも、家族や看護師の方々に支えられ、何とか「退院までに、赤ちゃんのためにもがんばって元気になろう」と前向きになることができたのです。
産後の肥立ちは大事
赤ちゃんが退院して、念願だった一緒の生活。ところが私自身の体調不良もあってか、お産以上に赤ちゃんのお世話は大変で、またまた情緒不安定になってしまいました。そんなときに実感したことが、睡眠は非常に大切だということです。
私自身、家族に家事を任せ、休めるだけ休むとだいぶ精神的にも落ち着きました。自宅に戻り、一人で赤ちゃんのお世話をしていたときは、家事などはあとまわしにし、赤ちゃんが寝ている間に一緒に寝るように心がけました。すると、不安定だった体調もじょじょに回復していきました。
よく「産後の肥立ちは大事」だといいますが、赤ちゃんのためにも、産後はしっかりと休むことが大事だと痛感しました。出産直後の方は、状況に応じて家事などは手を抜き、赤ちゃんと一緒に寝るなどの工夫をしながら、自分自身の健康管理も大事にしてくださいね。(TEXT:ママライター石原みどり)