まずカナデは、かつては厳しかった義母にあえて歩み寄り、お気に入りとしてかわいがられる存在になって味方につけました。そして「新居への引越し祝いのサプライズ」と嘘をついて義母を不倫部屋へと連れ出します。そこで夫と不倫相手に鉢合わせさせ、ここが浮気現場であることを暴露しました。
開き直る夫に対し、激怒した義母は得意の護身術で息子をねじ伏せます。カナデのやさしさを知った義母は、息子の裏切りを許せず、カナデの前で何度も土下座をして謝罪しました。カナデは夫に迷うことなく離婚と慰謝料を突きつけ、身勝手な主張を繰り返す夫を冷たく突き放します。
さらにカナデは、震え上がる不倫相手に対し「あなたの旦那さんは、まだこのことを知らない」と告げました。一瞬、バラされずに済むと期待した不倫相手でしたが、カナデは鼻で笑い、「今この場で、旦那さんに電話して全て自分から告白しなさい」と命じます。「嘘をつくなら私が代わりに話す」と逃げ道を完全に塞がれた不倫相手は、絶望のあまりその場に崩れ落ち、泣き叫びました。
「お金を払うから許してください」と懇願する不倫相手に、カナデは……!?
不倫女が泣き叫んで夫に告白したのは










観念したように、不倫相手は涙を流しながら電話をかけ始めました。
「あ、あなた……? わたし……わたし不倫しちゃいましたぁ……」
電話が繋がった瞬間、不倫相手の涙は堰を切ったように溢れ出しました。カナデは腕組みをしたまま、冷静に倫相手の様子を見守っていました。
「ごご……ごめ……」
不倫相手は嗚咽を交えながら、不倫の詳細を夫に話し始めました。詳細を告白するたびに、倫相手の声は震え、涙が止まらなくなっていきました。
「うわああああん!!」
ついに不倫相手は声を上げて泣き叫び始めました。電話を握りしめたまま、激しく泣きじゃくっていました。
動じることなく、その光景を見下ろしていたカナデ。
「お電話替わりました……」
カナデは静かに言いました。
◇ ◇ ◇
不倫相手の女性が、自らの口で夫に真実を告白しました。カナデさんに迫られてのことではありましたが、自分の行為を言葉にすることで、女性は初めて罪の重さと向き合うことになったのかもしれません。夫に告白することで、自分が何を壊してしまったのか、ようやく実感したのではないでしょうか。
不倫は多くの人を傷つける行為だと改めて気づかされます。配偶者はもちろん、家族全体、そして不倫をした本人自身さえも。取り返しのつかないことをしてしまったと気づいたとき、人は初めて本当の意味で自分の行為と向き合うことになるのだと、深く考えさせられますね。
加藤 かと