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「俺、実は…」両思いだと思っていた彼の隠し事に絶句⇒打ち明けられたまさかの事実とは

大学生のとき、お付き合いをしていた彼。そんな彼に私はあるとき、衝撃の事実を伝えられることに……。

「俺、実は…」両思いだと思っていた彼の隠し事に絶句⇒打ち明けられたまさかの事実とは

 

出会いは大学のサークル

大学時代、音楽サークルに所属していた私。同じ楽器パートを担当していた1個上のA先輩とは、自然に仲良くなっていきました。

 

特に、A先輩と連絡先を交換してからは、サークルのこと以外でも他愛もない話で盛り上がり、たまに長電話をする仲にまで発展したのです。

 

もうすぐ先輩と付き合うことになるかもしれないと、なんとなくお互いに惹かれ合っているのを感じていたとき、突然A先輩から「俺、実は彼女がいるんだ」と告げられました……。

 

彼を信じて

彼女がいる相手を好きになるのは彼女に悪いと思った私。A先輩への思いに踏ん切りをつけるために「A先輩のことは気になっていたけど、彼女がいるならもうこうやって頻繁にやりとりするのも良くないからやめますね」と連絡しました。

 

すると、A先輩から「今はもう彼女より君のほうが好きだから、少しだけ待っていてほしい」と返信が。そして数日後、「彼女ときっぱり別れたから付き合ってほしい」と言われたのです! 彼のことをまだ好きだったため、「ちゃんと彼女と別れたならば……」と、私はOKの返事をして付き合うことに。

 

しかし、私たちが付き合い始めて1週間後、サークルの飲み会である事件が起こりました。

 

飲み会で知った事実

飲み会の終盤ごろ、お酒が進んでいたこともありサークル内の恋愛が話題に。そこでなんと、A先輩の元カノがサークル内の先輩だったと判明。私も知っている先輩だったので衝撃を受けていると、驚くことに2人は別れてなどいなかったのです!

 

まさかの事実を知った私は、ぼうぜん……。そこでようやく、二股をかけられていることに気がつきました。その後、私はあまりのショックに周りの話が入ってこず、涙をこらえることに必死だったのを覚えています。

 

そして飲み会が終わったあと、事実を解明しようとすぐA先輩に連絡をとると「申し訳ないけど飲み会での話は事実なんだ。別れてほしい」と返信がきて、私たちの関係はあっけなく終わってしまいました。

 

 

その後、私はサークルを辞めてA先輩と一切顔を合わせることもなく、大学を卒業。この出来事から恋愛に対してものすごく慎重になり、必ず相手に彼女がいないという確証をもってから付き合うようになりました。結果、今は大切にしたいと思える相手と結ばれて、幸せな家庭を築けているので良い学びになったなと思っています。

 

著者/杉野 ひまわり
イラスト/マメ美

 

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