ようこさんは長男の健と暮らし、幼い娘は義両親が面倒をみてくれることになり、一家は離散。
タク男から養育費ももらえず、仕事を掛け持ちしながら苦しい生活を続けること数年、ようやくようこさんと兄妹は3人で暮らせるようになりました。
ある日子どもたちに会いたいと連絡してきたタク男。しかし約束当日、タク男は待ち合わせ場所に現れませんでした。
しかし数日後、今度は何の連絡もなく突然家に押しかけてきたのです。ようこさんは離婚のことをまだ知らない子どもたちのために、タク男への怒りをぐっとこらえて家族として接します。
タク男に養育費の話を持ち掛けるも、「一体何に必要なの?」と耳を疑う言葉が返ってきました。
ようこさんは落ち着いたら払うと言っていた養育費を渡してほしいと伝えると、タク男は1円も用意してきておらず……。
養育費を払わないつもり?
タク男は子どもたちにはお菓子を買うと言い、養育費は次回払うと流します。ようこさんは銀行で今引き出してきてと食い下がるも、カードを持ってきていないとはぐらかされました。
今すぐ縁を切りたいと思うようこさんですが、タク男を選んでしまった責任を感じ、子どもたちを傷つけるわけにはいかないと思いとどまります。
結局タク男は何事もなかったように父親として振る舞い、そのまま帰っていきました。
後日、タク男の両親から養育費を払うよう催促したと書かれた手紙が届きましたが、振り込まれた金額はたったの5,000円。しかも、それ以降タク男から養育費が振り込まれることはなかったのでした……。
不倫相手と子どもをつくって家庭を持ち、養育費の必要性を知っていながら、ようこさんには支払いを渋るタク男。数年間養育費を先延ばしにされたあげくこの仕打ちでは、これ以上タク男に何を期待しても無駄だと思わされますよね。
それでもようこさんは子どもを優先して自分が耐える選択をしますが、タク男と会うたびに悔しい思いをしなければならないのはつらいはず。
どうにか子どもたちを傷つけずに縁を切る方法はないのでしょうか。悩ましいところですね。